オムニバス的な構成で、とてもスッキリと読めた今巻。
漫画家の卵さんたちの葛藤に涙し、過疎地個人書店の苦労とやり甲斐に心打たれ、校閲部署のプロフェッショナルな仕事ぶりに憧れ、これモデル居るだろうな~と思ったらオマケ漫画でやはりな展開だったり。
中でも、周りに心を許さない漫画家卵さんがとあることで慟哭するシーンにはかなり涙腺持ってかれた。
また、ウェブ漫画で使い捨てにされる漫画家さんも居るのかなぁと考えこんでしまったり。
「出版業界モノ作品」がある中で、内輪ウケに留まらずちゃんと面白い作品になっている。
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原作を知らず、駅伝への興味も正月だけ。そんな人間が観ると「?」が多い作品。この展開でタイトルに「奈緒子」と掲げる意味が曖昧、キャッチコピーの「君のために走る」とは言い切れず、1本のタスキに賭けるスポコン感も青春感も、若者が沢山出ているにも関わらず物足らず、「?」が止めどなくあふれます。他の方のレビューを読んで、やっと納得できましたが。
とはいえ瞼に焼き付く「シーン」はかなりあります。奈緒子の給水を振り切る雄介のスローカット。実際は併走をバーッとカメラで追うのでしょうが、三浦春馬と上野樹里の、息詰まる感情の交錯がバッチリ。撮ったのが数秒間と考えると、二人の演技力がどれだけギュッと凝縮されたシーンか、想像するだけで楽しさが膨らみます。さらにクライマックスにある、雄介への最後のタスキリレー。三浦春馬の長い指先がぎゅっと、タスキと一緒に仲間の手を握る画にキュン!全走者達が「雄介へ繋げ!」の想いまでしっかり受け止め、観る者の胸も一瞬、鷲づかみにされた気分になれるかと。
・・・が、正直、演技力に長けた三浦春馬が、いまひとつ雄介になりきれてない感が残ります。彼のリアルに迫る演技力を観たいファンとしては残念ですが、その代わり、全力で走る本物の汗、息づかい、躍動する肢体で我慢、我慢。。。
プラス、惜しまれるのが、長崎県波切島の自然が映像で生かし切れてなかったこと。三浦春馬主演「キャッチ ア ウェーブ」を観たあとなので、コチラの監督はとにかく「太陽」と「波」にとことんこだわり、おかげで画面はキラキラでいっぱい。「奈緒子」の監督さんは、天気待ちはしなかったのでしょうか?もっとまばゆい波切島の風景を切り取れたのでは……と思うと、非常に!ヒジョーに!勿体ないなと思いました。
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この作品を10年以上前知人に貸してもらいはまりました。
その後地元中学や高校の陸上部長距離外部コーチになり
今年息子が中学に入学。野球部ですが運良く駅伝部員に
選ばれ駅伝に対して意識を上げる為に「奈緒子」を思い出し
購入しました。
息子も奈緒子にはまり駅伝や長距離に対して高い意識を持てました。
思ったよりかなり綺麗な状態で送られてきて喜んでおります。
中学生、高校生の長距離部員に見せた後は店に置いて宿泊された
お客さんに(ペンションをしています)お見せしたいと思っております。
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おもしろかったよー!!!ぜひみなさんも!見てください!これでガチャピンも好きになるはず! METALCA メタルカ [DVD] 関連情報
私はこのまんがが大好きです。走るのが大好きな雄介。雄介の周りでいろんなドラマが繰り広げられます。スポーツをやってる人の気持ち、少年の気持ち、大人の心。いろんなものがこのまんがにはつまっています。長崎の小さな島で繰り広げられる人間ドラマに一度触れてみてください。 奈緒子(1) (ビッグコミックス) 関連情報