紅 kure-nai 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
戦闘能力や戦闘そのものを描くことより、主人公たちが見せる「戦う姿勢」や「意志」、「理由」を描くことに重点を置いた「バトル」。
王道ともいえる人物配置ながら、洗練されたキャラデザインと設定で見事に描き分ける、女性キャラ達と主人公による「ラブコメ」。
そこへさらに「家系」や「血筋」、「暗い過去や因縁」といったスパイスを加えたのが本作『紅 kure-nai』です。
複数の人間の手によるからか、大変よく練られた作品ですね。
この手のジャンルで頻繁に感じる「粗さ」や「強引さ」が本作においては非常に少なく、また、ストーリーを楽しむ上で必要な情報を、必要な分だけ描いてくれているのが好印象。
過少にも過剰にもならず、全体としてのバランスがこれだけ良い漫画は珍しい。
もう1点付け加えると、原作未読でもアニメを知らなくても、この作品を楽しむには問題ありません。
私も漫画でしか『紅』を知りませんが、特に不都合を感じることも、展開に置いていかれることもなかったので。
同様の方は、その点は安心していただいていいかと思います。
以上の理由で、私からの評価は☆5つ。
紅 kure-nai 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 関連情報
6年ぶりの片山憲太郎氏の新刊。サブタイトルのとおり、裏十三家のひとつ、『歪空』が物語のキーになっています。
紫や銀子、崩月家はもちろん、他にも悪宇商会サイドの切彦ちゃんや星噛絶奈、ルーシー・メイも登場し、それぞれの思惑が絡まり依頼を解決する、というのが今回のお話になっています。
いままでの紅を読んでこられた方々にはわかると思いますが、良く言えば読みやすくシンプルに。悪く言えば肉付きの足りない、もう少し書く部分があったのでは、という感想です。
当たり前のことですが、ネタバレを極力排してのレビューですのでこれ以上は何もいうことはないかなーと言うぐらいのシンプルさです。悪い意味でなく。
最後に、重ねてになりますが6年ぶりの新刊です。紅、ひいては電波的な彼女も含めた片山憲太郎氏の著書が潰えていない、という証になった新刊。
どれだけ時間がかかろうとも、この本からまた次に繋がることを願います。
紅 ~歪空の姫~ (ダッシュエックス文庫) 関連情報
村松健さん大ファンで、なるべく沢山の音源を購入したいと思っていました。ありがとうございます。 TVアニメ「紅」オリジナルサウンドトラック 関連情報
キャラも良し。ストーリー構成も良し。演出も脚本も良し。音楽も良いし、声優の演技も素晴らしい。
およそ短所が見つからない作品です。
無理にでも短所を挙げるとなれば、原作とかけ離れている所でしょうか。
原作設定(というかDBばりの最強設定の数々)とは違うので、そこは理解された上視聴頂くのが良いでしょう。
個人的には、アニメ設定の方がストーリーとしてまとまっているので好きです。
プレスコの魅力を大いに活用し、小さなセリフにまで演出の妙技が光る隠れた名作。
あまり有名にはならずとも、こういう作品を作り続けていく人がいるだけで
個人的にはアニメを見てて良かったと思います。
「紅」Blu-rayDiscBOX(初回限定生産) 関連情報
アニメ電波に感化されて買ってしまった。
太陽は良い曲なので満足してます。
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