1950年代に生まれた子ならだれでも愛した、あのマンガ、あのテレビ番組の原作。今回はじめて読んで、ああ、こういう話だったのか、と納得しました。もともと「月刊りぼん」に1966年7月〜1967年10月にかけて連載。「週刊マーガレット」(おなじく集英社)の『コメットさん』とほぼ同時期です。サリーちゃんたちの異様な足はむかしからみんなの注意を引いていましたが、今回はじめて知ったのは、連載がはじまったころサリーの名は「サニー」だったということ! そして細かく見てゆくと、特にギャング関係の描写(銃撃やその結果)などにおいて、手塚治虫の影響は否定できないなと思いました。横山光輝の中国古代ものに見られる「動きのなさ」は、ここには感じられない。過渡的ではあるが、たしかに一時代を画した作画法だと思った。 魔法使いサリー (講談社漫画文庫) 関連情報
「魔法使いサリー」というと、私には東映アニメ版の「サリー」がまず思い浮かぶのですが、アニメ版サリーちゃんと比べて、かなりおてんば(死語?)なサリーちゃんに出会えます。
当時の欄外のコメントも記載され、巻頭の扉絵を集めたアート・ギャラリーや、巻末のあとがき・解説など、かなりファンの思い入れが感じられる一冊。
うーむ、「魔法使いサリー(サニー)」って、こういう話だったのか!
原作完全版 魔法使いサリー 関連情報
全話復活されるのかが半信半疑だったが、無事、全話待ちに待ったDVD化(恒久保存版)に感謝。「魔法使いサリー」生涯忘れないであろう親愛なるキャラクター達は言わずもがな、今では考えられない個性豊かな声のキャスト、柔らかなトレース線で描かれた暖かな動画、背景の筆舌に尽くしがたい美しさ、ノスタルジックな色、和み癒され、時に楽しく、また感動的なBGM、笑いの間の凄さ、わかっていてもはまる泣かせの演出と、どれをとってもこの時代にのみにしか出来ないであろう素晴らしい作品。私にとってはものごころ付いてから今日まで、まるで一緒に過ごしてきた家族のような親近感さえ感じている。これから先も一生涯、そばにあってくれる作品だろう。 魔法使いサリー DVD BOX 初回限定版 関連情報
七転び八起き/臥薪嘗胆/魔法使いサリー(初回生産限定盤C)(DVD付き)
extra-large a-spacing-top-medium a-text-center comment-load-error a-hidden">