ケルベロス～地獄の番犬～(デジタルマザー [VHS]

警察の特殊な部隊に所属していた人間の物語。今の時代には絶対流行らない映画。中学生ぐらいまでに見ることが出来た人には強い印象を残すと思います。それまでに観れず、これから見ようと思う人は子供に戻って観てください。超暗い映画ですが。またどこかの映画館で上映して欲しいです。観ませんけど。 ケルベロス～地獄の番犬～(デジタルマザー [VHS] 関連情報

THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット特別版 [Blu-ray]

個人が劇場で最初の劇場版を見た感想です。パトレイバーシリーズは映画版をブルーレイで何度も見るほどのファンです。本作を見て、あらためて押井氏の実写映画に期待するのはよくないということを思いました。もともとアニメーションと実写の評価が隔絶していて、アニメーション作家としての評価が先行している押井氏。しかし高かったアニメーションの評価も攻殻機動隊以降あまり芳しくありません。客が入らないのはいつものことですが・・・。このT.N.G.シリーズ、私も期待して見始めたものの、最初から戸惑いしか覚えませんでした。まあ、設定云々もそうなのですが、細かいことは置いておいて押井氏の実写作品全般、見栄えだけで役者を選んでいて演技が？？？のキャスティングが多い気が。おかげで演技が学芸会？というカットの連続でシリアスドラマ部分では私は緊張感が持続しません。緊張感あるシーンでも下手な演技で我に返ってしまい作品世界から心が離れてしまうのです。まだ稚拙なＣＧ戦闘シーンの方が緊張感が維持できます。本作も絵作りやアニメーションで言うところのレイアウトなどはさすがだなという感じなのですが、その中で展開する役者の演技がどうにもこうにも。たぶん押井氏の映画は絵作りで全てが決まるので（自分でも言っている）、実写の場合役者の演技力はたいして顧みなくてもよいという姿勢なのでしょう。つまり、自分の思い描いた舞台装置がセッティングできれば、役者がそこでどんな演技をしようが映画の本質には大きな影響は無いという割り切り。確かにそういうやり方は一面映画作りの基本でもあると思うのですが・・・それにしても演技というものに対して期待が低いというか理想がなさ過ぎる気がします。例えば、金網越しに会話するシーンなど作品中重要なシーンというのはわかるし、絵としてきれいなのはわかるし、絵作りとして無駄なものを省いて極力シンプルな構成を狙っているのはわかるのですが、長いし演技もアレで寝ないようにするのが大変でした。氏はアニメーションではまず自分のイメージを描ける腕のあるアニメーターから探すといいます。そうすると、集まってくれたアニメーターが演技部分のクオリティを大幅にあげてくれるのでその欠点を補ってくれる。アニメーターとは役者ですから、腕のあるアニメーターはすばらしい演技をキャラクターにさせてくれます。しかし実写では生身の人間の演技力がそのまま作品に定着してしまうわけですね。やはり演技力というのは観客を説得する重要な要素ですから、そこを軽視しては映画の力が大きく損なわれると思います。ハリウッドのような指先まで計算された演技は求めないにしても、押井監督はもう少し演技というものに力を入れて演出してもいいのではないでしょうか。アヴァロン等はそれでも緊張感はまだあったと思いますが、今作では演出がユルユルにゆるんでいて、あらゆるシーンで寝ないように踏ん張るのに必死でした。なので映画としてどうか評価できるところまで自分は意識をもっていけなかったです。とにかく全編緊張感が維持できないので、最後のヘリパイロットの正体問題など、興味のない部分に突然石を投げつけられた感じで混乱してしまい、しかもあの結末では・・・いにしえのＤ級マカロニウエスタンは、あまりの酷さに観客からエンドロールでポップコーンやコーラをスクリーンに投げつけられていたそうですが、少しその気持ちがわかる気がしました。しかし、もしかしたらディレクターズカット版を見れば評価が変わるのかもしれません。変わらないような気がしますけど。 THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット特別版 [Blu-ray] 関連情報

実験体四十六號 [DVD]

なんだか不思議な世界。昔見た景色のような何度も見る夢のような。。。静かに不気味に、お話が進んでいく。時々無性に観たくなります。独特の空気と、作りすぎてないところがクセになる感じで、私は好きでした。諏訪部さん目当てで買いましたが他の役者さんも素敵でした＾＾実験体四十六号たる所以が切ない。またその回想シーンが良い。 実験体四十六號 [DVD] 関連情報

出演：南原健朗、藤木義勝、藤森桃子、近谷浩二 脚本・監督：高橋暢 制作：Ramidus Pictures.