[Japanese Movie]Ballad: Namonaki Koi no Uta 2009 Multisub BALLAD

スローテンポは勿論のこと、ハイテンポ〜ミディアムまで。曲の組み方はまさに名盤です! HITS BALLADS 1 関連情報

全編通して映像は美しいですし、時代考証もかなり緻密です。合戦のシーンは俯瞰視点の多用と、軍勢が突撃する怒濤の勢いも良く再現されており、迫力は十分です。ただ、映画そのものにはどこか違和感があります。それは原作となったクレヨンしんちゃんの映画版と異なり、戦国時代の武士と現代人の価値観の相違と、人として時代を超えても変わらない部分というものを描くのに重点を置いていないからではないかと思います。恋愛観の相違というのも、現代人と戦国時代の人々との大きな違いの一つですから、そこをないがしろにしてしまっては元も子もありません。又兵衛に廉に対して「自由にお生きください！」とわざわざ言わせるシーンが一番まずかったと個人的には思います。武士として自分に出来る限りのことを果たすことでしか愛情を表現できない、現代では少ないストイックな日本人、そして武士である又兵衛という人物をそこで破綻させてしまっているわけです。そのシーンはまさに「自由が素晴らしい」という現代人の価値観の押しつけでしかありません。武士として姫を命に代えても守る。その生き様を否定するなど傲慢ではないでしょうか？原作にはなかった台詞で「日本人同士で殺し合ってる時代」という一種の差別的な表現といい、現代人の上から目線での戦国時代への眼差しが違和感の最大の原因です。他にも、男らしくない真一の父親という、父性や男らしさを否定視する演出がどうにも気になります。真一の父親に「父としてもっと毅然としろ！」と喝を入れる武士のシーンなどを期待していたらそんなものもなく、単に妻に頭の上がらないだけのダメオヤジで終わってしまう。クレヨンしんちゃんの映画内で屈指の名言である「しんのすけがいない世界に未練なんかあるか！？」といった親としてのふんばりどころもありません。恋愛要素を膨らませる余り、原作の良かった部分をそぎ落とし、多くの人々の胸を打った武士の気高さやストイックさ、男らしさをカット。三流のどこにでもある恋愛ドラマに仕立ててしまったのが本作なのではないでしょうか。 BALLAD 名もなき恋のうた [DVD] 関連情報

BALLAD 名もなき恋のうたスペシャル・コレクターズ・エディション【初回限定生産】 [Blu-ray]

クレしんのアニメの実写化だが、子役が尻出したりすることはなく、ストーリーだけ借りたシリアス感動作になっている。アニメの方は未見だが、タイムスリップものとしてよく出来ている。少なくとも自衛隊が戦国にタイムスリップする戦国自衛隊のリメイクよりかは断然面白い。子供を追って自らもタイムトラベルしようとする両親の気が付いたら戦国時代にやって来られる究極のご都合主義もここまでやると逆に自然に思える。直前に公演で裸で暴れた草薙君の役名がいじりまたべえってのがイイ。アニメのギャグ要素は一切排除しているのにアニメの役名だけはちゃんと引き継いでいるので笑っていいのかよく分からないところである。戦国時代の娘にしてはデカ過ぎのガッキーが妙にガタイの良い着物姿で足をチョコマカさせて必至に小走りする様がカワイイ。前半のデジカメの小道具もラストで効果的に活用されている。食わず嫌いの人もいるかと思われるが、実際見るとなかなか面白い作品に仕上がっている。 BALLAD 名もなき恋のうたスペシャル・コレクターズ・エディション【初回限定生産】 [Blu-ray] 関連情報

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何ともやりきれない結末でした。でも、そうなるべくしてなったのかな…。私も主人公と同じような経験をしているので、再度の別れは辛かったです。それにしても、やはりオチが皆目見当がつかず、早く結末が知りたくて、夢中で読みました。作中の刑事さんと、また別の作品で会えると良いな。 BALLAD～バラッド～: 2 (ZERO-SUMコミックス) 関連情報

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