REST OF THE WORLD - LOST SESSIONS 1999 -

1999年作、幻の未発表4thアルバム「REST OF THE WORLD」。その存在は高橋氏のベスト盤である「夕暮れ 坂道 島国 惑星地球」のブックレットにて確認することが出来ましたが、往年のファンの方々は今回の15年越しのリリースには大層驚かれたのではないでしょうか。恥ずかしながら、私が「高橋徹也」というミュージシャンを知ったのは今年のことで、これまでの諸作を揃えたのはつい最近のことになります。彼の作品はどれも素晴らしいものでしたが、その中でも2nd「夜に生きるもの」と3rd「ベッドタウン」は異質な雰囲気を放っており、「気のふれそうな平穏」とでも言うべきか、閉塞感や緊迫感に溢れた傑作であったことは後追いの私にとっても鮮明に感じられるものでした。当時その世界観の先をファンの誰もが待ち望んでいたと思うのですが、その期待通り、期待以上の傑作として、先の二作に連なるものになっています。全14曲。インストを交えつつ、既発表曲も散らばっていたピースがそこに戻るかのような調和をもたらし、作品全体としては静謐でありながら、どこか壮大な印象さえ受ける非常に濃密な一枚となっています。個人的に終盤の「音楽」「ユニバース〜風を追い越して〜」「星の終わりに」の3曲にはその印象が極まって、一音、一語を聞き漏らすまいとひたすらに耳を傾けていました。どれも素晴らしい名曲だと思います。高橋氏の楽曲は、どれも聞く度に何らかの情景を呼び起こす視覚的・立体的な音楽だと思っているのですが、今作を聞き終えた時、目の前にはまさしくジャケットのような「黄金の海」が広がっているように私は感じました。 REST OF THE WORLD - LOST SESSIONS 1999 - 関連情報

ベーシック税法 第7版 (有斐閣アルマ)

小生この本を第2版から幾度と無く読んでいる。ベーシックという意味は「基礎」という意味であり，巷に溢れかえる「入門」とは一線を画す。基礎と入門を混同している人の多いことに驚く。すべての学問分野を通して思うことは「基礎」が如何に難しいか，そして大切かということである。他の分野はよく知らないが，税法に関して言えば，あまりにも酷い「入門」書が多すぎる。このような入門書と本書のような基礎本とを混同している方々が多々いるのではないであろうか。　パラパラと読むと非常にあっさりとした感じを受けるが，実は奥が深い。一行一行が秀逸な文章であり，金子『租税法』を読んでいて迷子になりそうになった時にテクニカル・タームを本書の索引で検索してそのあたりをじっくり読んでみると，自分がどこにいて何を迷っているのか示してくれる，そんな本である。Columuの中でMichael J.Graetzが税務申告書を母親の頼みで自分で作り始め3年後にこの間の申告書の誤りに気づき，4年目からは会計士に申告書作成を依頼したという話が出てくるが，米国超一流の税法学者でも申告書を間違う。これには小生も納得した。実務としてのいわゆる税務会計と上級行政機関が下級行政機関に対して発する文書による訓令である通達に囲まれていると，税法とは法律なのかと思ってしまう中で，本書の果たす役割は大きい。思想的な偏りもなく，法律学としての税法を，「基礎」に戻って道案内してくれる。よく練られた本だと思う。　しかし，小生何回読んでも良くわからないのが，実体法の最後の方の章で丁寧に解説されている税法における資本というものの考え方である。法人税法22条の損金と益金の定義から，負債と資本という概念が導出されるようであるが，法人税法には資産の定義もなく，いかにして明確に負債（他人資本）と資本（自己資本）という線引ができるのか。法人税法に出てくる「資本金等の額」はわかるが，法人税法22条からいかにして会社法で定める負債と資本の区別とリンクされるのかわからない。利子と配当とを法人税法上全くの別物として区別している以上，負債と資本の区別も22条だけで事足りるのか，よくわからない。　税理士試験では，実体法のみ暗記と計算の繰り返し漬けにされるため，租税手続きについてはほとんど勉強せずに税理士になれるがこれで良いのか。税務争訟を考えても税務訴訟法という法律は存在せず，行政事件訴訟法の一部が税務訴訟に当てられるが，本書４章４の４「立証責任」は考えさせられる。民事訴訟法の法技術をどこまで取り入れることができるのか，難解であり当該箇所の著者の別の論文で補足することをお勧めする。　グダグタと長たらしくなったが，金子『租税法』の横に並べておいて，頭の整理をするのに最適な基本書であると思う。 ベーシック税法 第7版 (有斐閣アルマ) 関連情報

AMNESIA CROWD (限定版)

私は辛口な方ではないし、その作品らしさが自分的になくなっていないと感じればあまり細かいこと?(一概にはいえませんが)気にしないタイプなのでこういう意見もある、という風に見ていただければなと思います。あと、私は今まで色んな乙女ゲームで攻略を見ながら進めてきました。ですが今回CROWDは何も見ずに攻略すると考えていました。一通りやって2枚だけ、どこで出るかわからなくて見ましたが初めて攻略見ずにやる、という人でもほとんどできるのではないかなと思います。ネタバレはありです！！！無印とLATERもフルコンプ済みの感想です。順番はサスペンス→ミニゲーム→LOVEの順で進めていきました。まずは●Suspenseサスペンスは他の方が言われているの同様ボリュームはメインストーリーなのに少ないように私も思いました。トーマを初めにやりましたが、１人目なので「あれ？もう？」って感じはちょっとありましたが、2人3人やっていくと気にはなりませんでした。内容はどこのルートも良かったです！ホラーが苦手な私としては扉が閉まる音でも怖いというか不安な気持ちになりました・・・。BGMも雰囲気が出てます。その怖い中彼が助けてくれようと必死に探してくれたり、庇ってくれて私は主人公を自分にあてているので特に４人が見つけてくれた時は思わず飛びつきたくなりますｗあと、トーマの病んでるところが好きな方はだいたいは雑誌やHPに載ってるあれくらいなのでシーン的に少ないと思います。なのでそれでもいい！と思える人や病んでるところだけじゃなくてトーマの他も好きと思える方じゃないと後悔するのではないかなと思います。私は檻や病んでるところは特別好きというわけではないので、私のような方でしたらトーマの気持ちがちゃんと伝わると思いますのでおすすめしたいなと思います＾＾短いですけどね。イッキのルートで気になったのですが、クイズが難しいです。頭が固い私は何度かBADに行きました。けれど、攻略方法は見てないので特別難しすぎる、まではいかないと思います。クイズ番組のような問題に出てきそうな気もしますが、私は普段番組のは解けないけれどこれは解けたので苦手な人でも何度か失敗しても見ずにクリアできるんじゃないかと。●Workingワーキングは必ず必要なシステムとは思いませんでしたが、楽しかったです＾＾冥土の羊の仕事ができるのは嬉しいし楽しかったですが、計算が(算数ですけど)苦手な私としては時間制限もあり辛かったです・・・ｗコツは４つの中の真ん中２つどちらかがだいたい合ってるかなーなんて思います。確かかはわかりませんが私のよう困り果てている方がいましたら気にしてみてください＾＾何度もやっていますが、たまたまかもしれません!!　あとケントの記憶は運ですねｗけれど、どれも出来ないことはないです。苦手なものはあれど難しいなって思う程度です。ですが私はゲームをやるとしたら乙ゲーくらいでゲームが苦手なのでこれ以上難しくされたらできないですｗ女装スチルに関しておっしゃっている方がいますが、否定するつもりはありませんが私は新鮮で面白かったなと思います＾＾なんとも予想外でしたｗですが、ミニイベントでもっとはしゃいでる感じが欲しかったな・・・とちょっと思いました。なんというかLATERのあの浴衣での騒ぎようというかあのわいわいしていた感じが一つだけでもあればな、と感じました。ウキョウが川に落ちちゃって手を振っているとか(何度も落ちてほしいというわけではないですｗ)、リカに怒られて正座させられたとか笑っちゃうような話??が見たかったなとは思いました。ミニイベントは家族の真似事だったり女装だったり他にもクスッとしたりなど笑わせてもくれましたがなんだか違うなぁと思うところもありました。ですが、面白いとおもいますよ＾＾全クリアしても続けてやるかは別としてですが、みんなが集まって話をしているのがなんとも微笑ましいというか＾＾●LOVE本当に幸せでした。みんながサスペンスで助けに来てくれるところもそうですが、それ以上に胸がいっぱいになるスチルや話で本当満たされてるって感じがいっぱいしました！＾＾みんながそれぞれ今までにあったからこその壁に当たったりしている話ですがどのルートのみんなもウエディングスチルが幸せそうでもう泣きっぱなしでした；；私は主人公に自己投影するタイプですが、LOVEのウエディングスチルは２人を祝福したくなり、涙を流しながら拍手しちゃいましたｗ＾＾今まで無印で辛いことが個々にあってそれを悩んでみんな乗り越えた、もしくは今回CROWDで本当の意味で乗り越えていてあの頃を思うと５つのルート全部が感慨深くてボロボロ泣けてくるし、BGMの入りが相変わらず良すぎて余計に嗚咽が止まらず何度も焦りました；；ｗ特にウキョウとシンルートが特に良いです！！すごく泣けました＾＾シンのルートは他の方もおっしゃっていますが、トーマが関係してくる幼馴染の３人の話がスチル１枚にも出てきて他のキャラと比べたらシンと２人というのは少なくはなるのでシンファンの方たちは不満かもしれませんが私はすごく嬉しかったです。あの頃から３人の関係がすごく気になっていて、２人ともトーマの存在を大事にしているのはCROWDでもわかるのでちゃんと話をして３人の関係がまた始まっていったのが私は嬉しかったです！！あとオリオンがまたチラッと他でもですが出てくるのがもう何とも嬉しくて・・・；；ウキョウもあの八月を本当の意味で乗り越えるシーンはシンと同じく号泣でした；；LOVEは主に泣いてばかりです・・・ｗLOVEのシンとウキョウのルートを見れて私はもうそれだけで買いだなと思いました。ですが、どのルートも納得出来る話だし幸せがいっぱい詰まっています＾＾〇etc.これはオリオンの部屋というものとトランプゲームです。まずオリオンの部屋での感想はオリオンと会話出来ること！！わたしはオリオンも大好きなのでとても嬉しいシステムで感激しました＾＾ですが、もうちょっと会話のパターンを増やしてほしいなと思います。それに比べてクイズはいっぱいあってひっかけのようなものもあり楽しいです！上の最初のほうでも書きましたが、私はスチルが２つ集まらずetc.の左から一番目のものをサイトで調べたらオリオンのもので２０問連続で正解すればもらえるのですが結構つまずきましたｗ正解したらまさかの展開の方向でびっくりしました！！驚きです！純粋に友情心を抱いていたので主人公とは考えていなくて、小学校に通い始めたって言ってたんでてっきり同年代の子と結ばれてくのかと・・・ｗでも、ゲームの方の展開もだんだんいいなぁと思います＾＾続きが見たくなりました！もう一枚はフルコンプのスチルでした!つまずいたので連続正解するべく戻りますが、再度やろうとするとまた同じ問題が出てきたりと時間を空けても結構かぶって出ていたのがあったので残念だなとは思いました。せっかくいっぱいあるのに結構何度もやっていても出てきていない問題がたぶんいっぱいあるだろうからオリオン好きであっても根気強くやらなきゃいけないんじゃないかと思いますね。あと、オリオンに名前を付けられる機能はLATER同様にあり、すっごく嬉しい機能です！私はLATERで意味がある自分にとって大事な名前をオリオンに付けたので一回きりで終わらないのがありがたかったです＾＾トランプゲームは説明はあるのですが私は難しくて余計にあまりやっていません。発想はいいと思います＾＾ただ私がへたくそなだけですｗいろいろ書きましたが、CROWDは内容的に無印とLATERをやってからの方が各ルートの受け止め方や見え方も違ってくると思いますので是非無印からやっていただきたいなと私は思います。私はあと残すのは、予約特典ドラマCDだけですが小冊子や限定版特典ドラマCD２つとも良かったです！！CDは攻略前に聴きましたが不思議な感じで笑っちゃいましたｗ小冊子は全攻略後に見ました。とっても良かったです！話は満足できるものなので不満は特にないです＾＾これで終わりかぁーという寂しくのと２人の話で気持ちがほかほかしました！新キャラについては他のキャラ同様に細谷さんの声は素敵でした＾＾キャラとしては好きじゃないのでフルコンプしなきゃならないので恋愛対象じゃなくて良かったと私は思いますが、期待していた人は「えぇー？；；」と思う人も少なくはない扱いじゃないかと思います。ゲーム時間は他の方を参考にしてください。私は自分の都合上なかなかできずにフルコンプまで１か月以上でしたが＾＾；ボリュームと値段２つで考えて、私は限定版で満足のいくものだと思っていますが、ほんと人それぞれだと思います。上記にも書きましたが、自分がこだわっているその作品らしさがあればゲームを買いたいと思いますのでわかりません。ですが、私はAMNESIA CROWDは良い作品だったと思いますので買ってよかったと本当に思いました！＾＾スタッフさんに作ってくれてありがとうと言いたくなりました！久々に心を満たしてくれる良いゲームです＾＾ AMNESIA CROWD (限定版) 関連情報

ワンド オブ フォーチュン 2 FD ~君に捧げるエピローグ~ (通常版)

ワンドは、2からやって、無印に帰って、全部やりました。エスト君とアルバロにはまりがちですが、ほかのメンバーもすきです。なにより、乙女げーではめずらしく、主人公が好きです。今回のFDも「ありがちな幸せ」というか「世間的に言われる女の幸せ」的な終わり方をしていなかったのが、よかったです。あえていえば、ソロがそうかもしれないけど、古代種とのハーフで双子なんて、ぜったい大変だよ！というわけで、大満足でした。まだフルコンプしていないけど、したいなあ・・・。 ワンド オブ フォーチュン 2 FD ~君に捧げるエピローグ~ (通常版) 関連情報

絶対迷宮 秘密のおやゆび姫

昔絶対迷宮グリムの方を購入し、感動したのでこちらのおやゆび姫が発売されると知り予約購入し、フルコンプしたのでレビュー書かせて頂きます。選択に時間制限があることや、次の選択まで飛ばせる等その辺りはグリムと変わらなくて時間制限にドキドキしたり、便利な点は残っていてよかったです。また前の選択肢に戻れるなどもとても便利でした。童話を活かした素晴らしい物語と、どのキャラクターもとても好ましく、何より女の子のキャラクターはあとにしようかなー？等と思った事をクリア後に何で後になんて思ったんだ！っと、思える程感動しました。特に氷姫ですが、全キャラ合わせても私の中で上位に入る位本当に良かった物語だと思います⭐百合が苦手な方もいらっしゃると思いますが、攻略をしてみられる事をおすすめします⭐主人公であるおやゆび姫は可愛くて、小さいのに勇気と優しさを持った子でとても好ましかったです。基本的に凄く丁寧に作られていると思います。アヒルの子はとても面白く、なかなか乙女ゲームでは出て来ないだろう変態(ヌードキングの見た目とか)ぶりですが、それがまたとってもよい味を出していると思いました⭐またOPだけでなくEDも凄くよい曲ですね。童話が好きな方には特にお勧めします⭐まだ悩んでいる方がおられましたら是非プレイしてみて下さい⭐ 絶対迷宮 秘密のおやゆび姫 関連情報

1998年のアルバム「ベッドタウン」から.