教員免許更新制は民主党ではなく自民党の置き土産ではなかったでしょうか?みなさん有給を取って大学の先生の教育論を聴きに行くとのこと。 9歳で突然父を亡くし新聞配達少年から文科大臣に 関連情報
佐藤優のロシア関連の著作を読んでいて、もっとも印象に残る人物の一人が、かつてエリツィンの側近として旧ソ連の崩壊を演出したとされるブルブリスだが、(ちなみにもう一人は『自壊する帝国』のサーシャ)、この巻ではいよいよブルブリスが満を持して登場し、しかも彼の愛猫が初対面の憂木衛を眼力で負かしたりするのだから、ブルブリスファンと猫好きにはこたえられない一冊だ。さすがは猫漫画の傑作『よん&むー』を描いた伊藤潤二という感じだが、ロシア要人の邸内の様子などもよく取材されているし、この巻では本来の怪奇漫画家としての本領も存分に発揮されていて、いよいよ調子が出てきたな、という感じがする。(作中、中吊りで自作『うずまき』が絶賛されているのと、鯉渕が都築に「感動した!」と叫ぶ場面には、読んでいて大笑いだった。)ちなみにこの巻では、カルテンブルンナーなる怪しげなスウェーデン人が登場し、その裏にいる黒幕が、サスコベッツと次期大統領の座を争ったチェルノムィルジンだということになっているが、この流れは佐藤優の著作ではあまり大きく取り上げられていなかった気がするので、漫画に再構成する際のシナリオ作りの妙を感じさせられることにもなった。 憂国のラスプーチン 3 (ビッグコミックス) 関連情報