ピアノ・マン
本作はバンジョーとフィドルが印象的な、カントリーロック調の「流れ者の祈り」で幕を開けます。
続く2曲目の「ピアノ・マン」は言わずと知れた名曲で、CM等でも度々耳にするので、曲名だけでピンとこない方も聴けばきっと“あ〜、この曲か”と思うはずです。
カントリー風のイントロで始まりドラマティックな展開をみせる「さすらいのビリー・ザ・キッド」や
初期の名曲に挙げられる「キャプテン・ジャック」など他にも聴き所は豊富です。
私はテレビでベスト盤のCMを見て「ピアノ・マン」が聴きたくなったので、本作を買いました(ベスト盤はあまり好きではないので)。
そのため、他の曲はあまり期待していなかったというのもあって、予想外の名曲揃いで大満足でした。
ただ、最新のリマスターが施されていないのが少し残念です。
ピアノ・マン:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビリー・ジョエル
ビリージョエルの最新ベスト。ビリーのベスト盤は数種類出ていますが、1枚ものながら19曲収録の大ボリューム、価格もリーズナブルなため初心者には最適ではないでしょうか?
またビリー自身が選曲にかかわったとあって、単なるシングルヒット曲集にはなっていないところが本盤の面白いところです。(その結果、大ヒット「ビッグショット」、「プレッシャー」、「ロンゲストタイム」等が漏れてしまったのは残念ですが・・・・。)しかし、「シーズガッタウェイ」や「グッドナイトサイゴン」はやはりビリーのこだわりでしょうし、いわくつきの超名曲「オネスティ」もよく収録してくれたと思います。ファンにはうれしい限りです。
他にも「素顔のままで」、「ロックンロールが最高さ!」、「アップタウンガール」、「ストレンジャー」etc名曲や有名曲だらけですので、是非御一聴ください。
これを気に入ったら、前述した今回残念ながら漏れたヒット曲群や「ガラスのニューヨーク」、「アレンタウン」etcの名曲を聴きにその他のビリーの名作群に入っていくのが良いと思います。
The Billy Joel Keyboard Book: Authentic Transcriptions (Keyboard Recorded Versions S.)
Bob Leso氏による採譜は、"Keyboard Recorded Versions"との謳い文句に偽りなく、レコードに記録されたビリー本人の演奏を忠実に再現している。70年代に国内で出版された林知行氏の手になる珠玉の楽譜集をも上回る出来映え。他ではなかなか手に入れられない「イタリアン・レストランで」「街の吟遊詩人は…」といった初期の名曲、ピアノ愛好者垂涎の曲が収録されている点も特筆に値する。掛け値なしの最高傑作。
<収録曲>アレンタウン、そして今は、キャプテンジャック、オネスティ、素顔のままで、ムーヴィンアウト、マイライフ、ニューヨークの想い、ピアノマン、プレッシャー、イタリアンレストランで、シーズオールウェイズアウーマン、シーズゴットアウェイ、ストレンジャー、街の吟遊詩人は(全15曲)
ピアノ弾き語り ビリー・ジョエル/ピアノマン~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビリー・ジョエル~
同名のベスト盤(05年1月発売)全19曲のスコアを収録したビリーの最新刊。編曲者は、かたおかいずみ。曲毎のミニ奏法解説付き。全ディスコグラフィ掲載。
ビリーの純粋な「弾き語り」譜集としては、現在入手可能な唯一の国内書。「シーズゴットアウェイ」「ニューヨークの想い」の2曲は完コピに近いほか、全体に原曲のツボをおさえた水準以上のアレンジとなっている。ビリーには洋書の傑作「The Billy Joel Keyboard Book」があるが、同書には、徹底した完コピであるがゆえの弾き語り用としての不足点があり、本書には、弾き語り譜であるがゆえの原曲ピアノパートとの乖離部分がある。いずれにせよ両者は収録曲目も結構異なっており、本書は弾き語り譜として安心してお薦めできる一冊。
蛇足ながら、CDに編集バーションが収録されている4曲については、スコアの方も忠実に短縮版に。