カフェ・ブラジル
ブラジルといえばサンバとボサノヴァだけって思っていませんか?ショーロは楽器だけの編成で、いわゆるブラジルのクラシック音楽の大衆版(と自分では思う)で、コテコテのサンバを聴き過ぎて耳が疲れたら是非お勧めしたい一枚です。
優しく軽く耳をなでるギターとカヴァッコの音が心地良く、パンデイロのリズムがブラジルらしさを醸し出します。
ブラジル音楽100~ブラジル音楽のすべて
知ってる曲も初めて聴く曲も、よりとりどりで楽しいです。曲ごとに簡単な解説文が載っていて、それ読みながら聴いてます。5枚組で合計100曲を納めたCDがこの価格で手に入るというのはすごくお得です。
ただ、『時代』『スタイル』『地域』などをテーマにして分けてあるので、同じアーティストでもバラバラのCDに入っていたりします。だからじっくり聴くアルバムというよりは『ブラジル音楽への入り口』として聴くのに最適なアルバムだと思います。
グランヂス・スセッソス
ジョアン・ボスコのベスト盤的アルバム。
多くの名曲を作ってきたジョアンの自作自演を堪能できる。
数々のアーティストにカバーされてきたジョアンの作品だが、
日本では意外にも本人の作品は入手し難い。
このアルバムは、安価に手に入れられる数少ない音源である。
ベスト盤のため曲順には疑問が残るが、
1曲1曲は名曲揃いなので非常にお買い得。
特に最後の「酔っ払いと綱渡り芸人」はエリス・レジーナのカバーで有名な曲だが、
イントロとエンディングにチャップリンの「スマイル」のフレーズが使われており、
感動の幕切れを迎える。