ベスト・オブ・ハリー・ベラフォンテ
個人的に”ハリー・ベラフォンテ”というと、「バナナ・ボート」や「さらばジャマイカ」、「ママ・ルック・ア・ブーブー」等、カリプソのイメージがとても強かったんですが、それ以外にも、アイルランド民謡、オーストラリア民謡、ミュージカルナンバー、日本古謡、フォークやアメリカ南部の囚人や黒人労働者の歌等、レパートリーがとても豊富で驚きました。「ミスター・ボージャングル」はニッティ・グリッティ・ダート・バンド版を、「スカボロー・フェア」はサイモン&ガーファンクル版を先に聴いていたんですが、同じ曲ながら、彼の穏やかで、太く力強い声だと、また違う魅力に溢れた曲に聴こえます。全体的に音が若干くぐもって聴こえるので、もっとクリアになると良いんですが。