泡と兎と首飾り―猫十字社傑作集 (BBMF BOOKS)
お茶がお酒になりました。かつて作者の作品を桃源郷としていた私には、作者の軌跡をたどると共に変わらぬ世界観(そして成長)を愉しむことができ、とても嬉しい単行本でした。この作者は作品によって作風が変わります。絵も世界観も異なりますが、どの作品にも猫十字社ならではの味があります。この本も作者の多面性を編集していました。「もんもん組」のギャグや毒はありませんが、リアル作者(?)の毒やハートは健在。少女漫画界の大御所でないけど異彩を放ち存在感ある作品を描く人だとあらためて思いました。
県立御陀仏高校 1 完全版 (光文社ガールズコミック)
二十数年ぶりに続きが読めます。今から3巻が楽しみです。
久しぶりに読み返しましたが、絵柄、内容ともに古さを感じさせません。(多少時事ギャグがありますが)
初めての方にもおすすめです。
ただ、1巻はフラワーコミック版と大差ありません。
幻の第一話も作者の意向で収録されていません。同時収録の短編は御陀仏高校とは無関係です。それも個人的にはいまひとつ^^;
きれいな紙質で読めるのは嬉しいですが、前のをお持ちの方は3巻まで待ってもいいかも、とも思います。
黒のもんもん組 1 完全版 (光文社ガールズコミック)
実は昔のコミック全4巻持っているんです。
でもボロボロになってるし「あとがき」が読みたかったので、
また4巻買ってしまったんです。
アホだと思います。
でもねリアル・タイムで「黒のもんもん組」を読んでいた人間にとっては、
これは買わずにはいられないものなんです。
疾風怒濤の「ギャグ」、世間をコケにする「非常識」。
当時は本当に毎回楽しみでした。
「とらじゃ」「かりた」「めりた」の三奇人。
そしてブッダとイエスのコンビ。
1970年〜80年初頭、これほど破壊力のある「マンガ」が
あったことが再評価されて嬉しいかぎりです。
幻獣の国物語 (11) (ソノラマコミック文庫)
夏芽と蘿の結びつきが強くなりラブラブ度倍増(?!)
蘿の過去の想いとかも分かる1冊で内容が濃いです。
文章が多い気もしましたが面白かったです。
この巻で第1部終了なのですが・・
なんだか中途半端な感じですっごく続きが気になります。
早く2部でないかなー
幻獣の國物語 全11巻セット (ソノラマコミック文庫)
12年に一度開く幻獣界の門を通り、両親の故郷、フィローンに来た夏芽。
しゃべる猫のラーオと夏芽は、家族とはなれて幻獣の国を観光旅行へ。
その矢先。侵略戦争に巻き込まれ、フィローンに帰れなくなる。
魔法もありファンタジーなのだが、空飛ぶ戦艦など、メカニックでカッコイイ。
登場人物もそれぞれ魅力的で、目が離せません。
早く弟二部が読みたいです。