主よ、人の望みの喜びよ~J.S.バッハ作品集II~
福田さんのバッハは旧録音のシャコンヌがつまらなかったため敬遠しており、久々に聴きましたが、作品に真摯に取り組んでいる気持ちが伝わってきて予想よりも遥かに良かったです。
ただ、すべての音を美しく出そうとするあまり力みが感じられたのが惜しまれます。強弱、テンポだけでなく気持ちの入れ具合も軽重がでていれば、より立体感のあるバッハになったのにと思います。
編曲は、ギリア編の998を含めて可もなく不可もなくといったところです。
ワルキューレの騎行(地獄の黙示録)~映画のなかのクラシック
「ワルキューレの騎行」を聴きたくて購入しました。
ワーグナー好きなんですが、お店にあんまり置いてないんですよ。癒しクラシック全盛のせいでしょうか?
どれも耳慣れたクラシックだけあって、じっくり浸るにふさわしい!
作曲者が自分の気持ちを前面に出てて、わかり易いのです。
これを聴きながら作業をすると、地の底から何かが湧いてきて元気が出るのですが…私だけ?
岩山を登っていくイメージをお探しの方はどうぞ(^o^)丿
イン・メモリアム~武満徹ギター作品集
武満徹のギター作品を演奏している中で、このアルバムは、
僕の知っている限り、最高峰の演奏であると思います。
ポピュラー音楽を編曲した12の作品は、
それぞれ武満徹ならではの美しいハーモニーで構成され、
奏法としては、旋律を歌わせるのが難しいのですが、
福田進一は見事にギターで歌いきっています。
この名演アルバムがこの価格で体験できるなんて、
一枚買って、絶対に、損はないでしょう。