びんちょうタン(2) BLADE COMICS
1から3巻まで持ってますが、2巻が個人的には一番泣けました。一番読み返すことが多い1冊です。読み返すと、また新しい角度から1コマ1コマを眺められてまた泣けてくる不思議なマンガです。普段わすれがちな大切なものが思い出せて、なんだかほっとします。夜寝る前に読むといいようなストーリーでした。
アニメーション「びんちょうタン」EDテーマ びんちょう音頭
全体的にやさしい旋律で、非常に日本的なリズムですが、それでいて泥臭くなく、小さい女の子のいる家庭ならば、父母の皆さんが娘さんと一緒に踊ってあげても気にならない優しさのある癒しの曲です。
時折入る「ちくタン」の囃子声や「びんちょう、タン♪、びんちょう・タン♪」の楽しげなリズムは、宮崎駿監督をはじめとするスタジオ・ジブリ系とは違った色合いがあります。強いていうなら、『こなみかなた』さんよる『チーズスイートホーム』の楽曲(歌)おうちがいちばんが一番近い雰囲気でしょうか?
娘さんを持つ母親の皆さんだけでなく、父親(大きな男の子?)の皆さんも一度聞いてみてはいかがでしょうか?
きっと親子揃ってびんちょうタンの音楽世界のファンになることと私は信じています。
びんちょうタン 1 [DVD]
一つの物語がたった10分程度の短い萌系アニメだけど、
内容は凄く良くて、音とグラフィック、キャラとストーリーが
絶妙にマッチした作りになっている。
萌だけを意識した作品とは一線を画していて、萌系アニメが
苦手な人にもオススメできると思う。
作品は素晴らしいけど、ただちょっと収録数が少ないと感じた。
まぁ内容が良いので星5つ。
びんちょうタン 弐 [DVD]
壁の落書きを愛おしそうに見つめながらの「いってきます」、おばあちゃんとの思い出がいっぱいつまった「もうひとつの」真新しい着物、ふと自分の「労働に耐えてきた」手を見つめ、堪えていた寂しさから「誰かのいる」家庭の温もりを演じてしまう姿・・・
あまりに健気で一点の曇りなきびんちょうタンの姿と、時折ふっと見せる物悲しげな表情に、とてつもない切なさと押し潰されそうな胸の苦しさから思わずいたたまれなくなり堤防決壊、号泣してしまいました。
単に「癒される」という言葉では語りつくせない奥深い情感と、生きる事・生活を営む事への本質的な問い掛け、大人的社会構造下にありながらも健気に生きてゆく姿勢、他人との交流の中で「その人だけにしかない」何かを見つけ互いに育む様など、色とりどりの大切な「きっかけ」がいっぱいに詰まった稀有な作品であるといえます。ただ、次の日目が腫れてしまうので深い時間帯に視聴するのはかなりリスキーでしたが(笑)
とにかく、もっと早い時間帯に放送して、もっと幅広い年齢層の人に見てもらいたい作品です