ヘンリー八世の六人の妻(紙ジャケット仕様)
キーボードヒーローであるリックウエイクマンのコンセプトアルバム。
他のレビューで、私より詳しい人が詳しい説明をしているので、ここでは違う観点で書きます。
まず、キーボードをする人、イエスファン、プログレファン以外は敬遠するかもしれませんが、ほかの楽器を弾いている人、楽器を弾かない人にも聞かせたいというのが第一印象です。
スリリング、美しさ、何をとっても超一級。
値段もそんなにしないし、ためしに買ってみるかで実は超お得な買い物が出来る作品。
是非、トライしてみてください。
Six Wives of Henry VIII: Live at Hampton Court [Blu-ray] [Import]
海外版でのブルーレイか・・・もしも観られなくとも良いか安いし・・・
いずれ何らかの機会に観られるんだろうなと思って買ってPS3に入れたら、
何の問題も無く観られました(^^)
作品本編は、リックがプロヂュースした音楽劇だと思えば全く不満が有りません。
こんな大所帯をまとめさせて、自らの1stソロアルバム「ヘンリー八世と六人の妻たち」の音世界を現代で再構築したのだもの
私はこの作品には不満はないです。
ただ、もしあの時代にブルーレイつうか、が有ればね・・・
無い物ねだりだけど(苦笑)
☆一つ無いのはそれだけなのです。
神秘への旅路(紙ジャケット仕様)
リアルタイムで高校時代にLPを買った人間にとって、今回忠実に「銀紙」がついているCDは笑えます。何に使うかよくジャケットのイラストをご覧下さい。当時も、こんな懲り方するなら、別のところで工夫すればいいのにと苦笑しました。そして、聴いてみて、リック? どうした? と思った一枚でした。
何しろ曲調が今までに比べて軽くなっているのに、それぞれの曲名のマイナーな響き。(「めしうど」なんて訳考える? 普通)何だかUFOにさらわれて脳をいじくられたの? と言いたくなるような雰囲気で、ストレートにメッセージが伝わってこない。地球の進化を外側から眺めて嘆いているような、ちょっと投げやりなボーカルでいいのか? と突っ込みを入れたくなる作り。何か神秘体験に凝って、音感が狂ったの? とまでは言い過ぎかもしれませんが、リック狂いでなければ、戸惑いの域から出るのは難しいアルバムだと言えましょう。
少し自虐的に聴いて見たい人は、鞭で打たれ喘ぎながら足を引きずって歩いているような曲も・・・あります。やっぱり、聴いてみたいです?
アーサー王と円卓の騎士たち(紙ジャケット仕様)
前作の「地底探検」がかなりクラシックよりの壮大な音楽だったためか、ソロ3作目の本作はよりロック・バンドとオーケストラの同化が進んでいて、題名どおり『究極のプログレッシブ・ロック』になったと思います。
題名のお話は古くは「キャメロット」、最近では「キング・アーサー」という映画にもなってますのでそろそろ日本でも知られてきていると思います。そう、まさに『剣と魔法の』RPGの世界です。
本作との出会いは1975年当時の「NHKヤング・ミュージック・ショー」という海外のライブを放送する番組ででした。「地底探検」はロンドン交響楽団とのレコーディング・ライブ時にパット・ブーン主演の映画を映していたそうですが、こちら本国ライブではプロ・スケーターのダンスを伴ったものでした。グイネヴィアのダンスやランスロットと黒騎士の対決、最後の戦いのアーサーの死など見ごたえのあるライブでした。放映後レコード店へ直行したのは言うまでもありません。
私にとっては1番大切なCDです。
ユニオン・ツアー1991
91年いわゆる”8人イエス”期のライブです
20年がたちようやく一つの作品としてオフィシャルリリースですが
「同志」「変革」などの全盛期&90125期の注目曲がカットされてます。
収録時間も2枚とも55分と余裕があるはずなのに・・・です。
良質プライベート盤が数ある中で大いに疑問が残ります。
このツアーでのセットリストで最大の目玉曲はイエス最後のプログレ大曲「悟りの境地」だと思いますが
一番肝心な中間部からのリックのソロが彼特有!?の“手癖”で雰囲気がこわれており名曲が”迷曲”に
なってるのが残念でなりません。この曲に関してはKeys to・…期でのライブでも手癖で台無しにしており
原曲に忠実なのは以外にもHOUSE of ツアーでのイゴール・コロシェフのソロが最高だったりします。
今後、過去のライブ作品のリリースはコンプリート盤を切に希望いたします。
☆5つは偉大な彼らの敬意に対してであり内容(構成)に対してではありません!