エネルギー管理士試験講座 熱分野〈2〉熱と流体の流れの基礎
とりあえず、エネ管の参考書として、一から詳しく解説してある本は
このシリーズしかないみたいなので購入してみました。
説明はほんとに一から詳しく、しかも数学的に正しく記述してありますが、
微積分の知識がかなりあることを前提に書かれています。
私は数学が得意なので、楽しく読むことができましたが、微積分に自信のない人は
結果を拾い読みするしかないでしょう。
正直、試験に合格するだけが目標であれば、ここまで理解する必要はない気もします。
でも、他に適当な参考書がないんだよなぁ...
EDMC/エネルギー・経済統計要覧〈2011年版〉
小型の装丁ですが、内容が濃く、エネルギー問題に関することならほとんどすべてを網羅しています。この統計集のおかげで高価な統計集を何冊も買う必要がなくなりました。特にエネルギーバランス表は、現在の資源エネルギー庁発表のものは単位にジュールを使ったり、細かな点でベースが違ってしまっているのですが、この統計集でEDMCが作成しているものは、過去との比較が可能です。自分で再推計をしなくていいので、便利です。
エネルギー管理士試験講座 熱分野・電気分野共通〈1〉エネルギー総合管理及び法規
約30年前に資格を取ってから放置していましたが、業務で資格が必要になり※、仕方なく資格を取り直すために購入しました。
旧資格からの取り直しのため、この分野だけの受験でよいので(受験費用も正規は1.7万円に対し1万円とオトク)、受験対策本としては十分なボリュームだと思います。
やる気になれば、(カツマ本と違って中身が濃密ですが)2〜3日ですべての内容が理解でき、試験問題のツボを押さえることが可能だと思います。
※具体的には、エネルギー管理企画推進者になるために必要。1日講習(受講費用17100円)を受ければ誰でもエネルギー管理企画推進者になれるようですが、3年おきに再受講しないといけません。エネルギー管理士であればその必要がありません。