麒麟の翼 (特別書き下ろし)
待望の加賀シリーズ最新作!
推理やトリックを楽しむのではなく、人間関係や家族愛に
重点を置いた作品といえます。
この傾向は赤い指あたりから新参者まで継続されていて
いますね。
レビューで期待外れという人は、謎解きに重きを置いて
いるからではと思います。
良い作品です。
麒麟の翼~劇場版・新参者~ Blu-ray豪華版(特典DVD付2枚組)
Yahoo映画でも割と高評価でしたが、私は5点満点を付けます。「シリーズ最高傑作」のキャッチコピーはあながち大げさではないと思います。
テレビドラマの映画化を嫌う人もいるようですが、これはTBSで放送されたドラマ『新参者』の延長線上にあるような安直な作品ではありません。恋人や親子や友人間の苦悩や深い愛情を描くことで、人としてあるべき姿を訴える重厚な人間ドラマになっています。
Wikiには「悲劇からの希望と祈り」がテーマであるとなっていて確かにその通りですが、私はもっとベーシックな人間としての当然の生き方を訴えているのと同時に、原作者の人間に対する深い愛を感じました。
一見事件と関係なさそうな謎を解決していくことで徐々に真相に迫っていくのが、『新参者』シリーズの特徴らしい(東野圭吾作品の特徴?)ですが、巧妙なミスディレクション?に惑わされながら、徐々に隠された真実がひもとかれていきます。
事件の展開に都合のいい偶然が何度も織り込まれているところに若干引っかかりを感じたりもしました(これも実はミスディレクション?)が、この作品はそんな細かいことはどうでも良くて、人が如何に生きるべきかという作者のメッセージを受けることが大事なのです。
最初の重要なシーン(特典にも収められている宣材に何度も登場する折り鶴)を見落としていました。そういう小道具に事件を理解する重大な意味が込められています。
また中井喜一(青柳武明)の断末魔?の迫真の演技(たぶん意識的に顔を写してなかったのもありますが、あとで登場する回想シーンの表情でもまるで別人)で、しばらく被害者役が中井喜一だとわかりませんでした(汗)。
日本橋の麒麟像(想像上の動物で日本橋のそれはオリジナル?にない翼があるのが特徴であり、タイトルになっているとおり重大な意味を持つ)の前で倒れた青柳は警官に発見されてすぐに非常警戒が引かれます。
警ら中の警官に青柳の鞄を持っていた八島冬樹(三浦貴大)が発見されますが、彼は逃走中にトラックとぶつかって意識不明の重体になります。
偶然現場近くに居合わせた加賀恭一郎(阿部寛)は刺傷現場をすぐに特定し、瀕死の状態で7〜8分かかる日本橋の麒麟像前までなぜ助けを求めることもなく歩いてきたのかと疑問を持ちます(7つの謎の最初:公式HPに載ってます)。
捜査本部は八島をほぼ犯人として断定して送検のための証拠固めをはじめますが、加賀はその謎をとっかかりに捜査本部の方針とは若干はずれた捜査を開始し…。
事件発生当時加賀は父の死に際を看取った看護師金森登紀子(田中麗奈)と、父の三回忌のことで話をしていたのですが、あとで登紀子から「死にゆく人のメッセージを受け取るのは、生きている人の義務」と言われて珍しく言い込められます。まさしくその通りで非常に重い言葉だと感じました。
「人は死を目前にして初めてブライドやわだかまりを捨てて本心を告白できる」
うろ覚えなので正確じゃありませんが、患者の死と常に向き合う看護師らしいセリフが印象深かったです。
八島の恋人である中原香織(新垣結衣)は八島と共に不幸な少女時代を経験し、つつましくも幸せな生活を夢見て上京してきたのですが、犯人の同居人としてマスコミから執拗な取材責めを受けます。
被害者家族も同じで、会社の重役である青柳のあるスキャンダル?がマスコミに暴露されることで、理不尽な攻撃を受けます。
マスコミの餌食になって憔悴し苦悩する彼女や被害者家族たちの姿に不快感と強い憤りを感じ、真実が明らかになってマスコミの極悪非道が指弾され、香織や被害者家族の名誉回復がされることを期待しましたが、いい意味で裏切られました(予想を超える展開の素晴らしいストーリーでした)。
マスコミに意趣返ししようなんてどうでもいいことで、生きる上でもっと大事なことがあるだのと。
ラストで香織は深く感謝して決して忘れませんと告げますが、加賀は「そんなことは忘れていい、何があっても人生に負けないと誓ったことだけは忘れるな」と(主人公らしくかっこよくニヒルに)香織を励まします(泣けました)。
日々の暮らしでいろんな嫌なことがありますが、そんな些事に囚われることなく一番大事なモノを守って生きていく、そんな原作者のメッセージを感じました。
事件の真相が解かれることで息子が経験したある悲劇と、青柳が親として伝えたかったことが明らかになります。まっとうに生きることの大事さを伝えようとする父親の愛に泣けました。
生きていく上でごくごく当たり前のことなんですが、だからこそ伝えることがとても難しい。そんなことを軽々しく口にしたらオッサンの説教かタワゴト程度にしか受け取られない事が多いでしょう。
死に直面した人間の切なる願いとして表現することで見る者の心に深く突き刺さります。東野圭吾は人情の機微を作品に織り込むことがうまいと思ってましたが、生きていく上での正道を伝えようとする原作者のこの作品に対する熱い想いを感じました。
作者が訴えたかったのは、「不安と混沌に満ちた今の社会に惑わされることなく自分を強く持って当たり前にまっとうに生きる」だと思います。
ザ・ベスト・オブ・ジプシー・キングス
ジプシーキングスといえば1に空耳2に「キリン・淡麗」のCM曲というイメージが強い人が多い。
このアルバムは今までCMやテレビに使われた曲は全て収録されています。もちろん、「第1回空耳アワード」にも輝いた名(迷)曲「ベンベンマリア」も入っています。
今回の「いい味出している曲」は「ホテル・カルフォルニア」のカバーです。
もしかして、このアルバムをハガキとペンを片手に耳がダンボになるまで聴きまくり、空耳に投稿する人がいるのでは…。(手ぬぐい欲しさに)
そんな中「空耳アワー」を見たらそのとおりのことが起きてしまいました。(大爆笑)
それぐらいジプキンのアルバムには人を引き付けるパワーがあります。
キリン キリンの泡 450ml×24本
以前コンビニで見かけ購入して美味しかったので
また買おうと思っても近所のコンビニでは見かけなくなり
さがしていたところこちらで発見し
さらに安く購入でき大満足です
酒を飲まない自分にはこれからの季節にむけて喉を潤してくれる相棒になりそうです
一つ残念だったのは自分が購入した翌日に500円ほど値下がったことですね
購入するタイミング失敗しました
[2CS] キリン アルカリイオンの水(2L×6本)×2箱
お水は沢山種類のある中で、このキリンのアルカリイオン水が特にお気に入りでリピートしています。
アルカリイオン水は健康にもよく、飲み心地もよいです。
また見た目もブルーで爽やかで、ロゴも素敵です。
オシャレにこだわる私にとって価格共にパーフェクトです。