変ゼミ 1(Blu-ray)
紳士の方・愛好家の方にはおすすめの作品です。
アニメーション制作はXEBEC。
15分アニメは適当な出来栄えの作品が多いのですが、
この作品は非常に丁寧なつくりです。
アニメ作品として非常に好感度の高いです。
DON’T TRUST OVER 30 (KCデラックス)
変ゼミが面白かったので、そのノリで購入しました。
内容は変ゼミとはまったくの別物。
むしろ自叙伝のような作風で絵柄のタッチも様々…。
親とは?恋愛とは?年齢による大人と子供の境目とは?
それらを独特のタッチで描いた素晴らしい作品です。
星だけしかない暗い夜道のような雰囲気の作風に読み終わった後、深く美しい哀愁を感じました。
ギャグ漫画を読んで終始爆笑するつもりが、自分自身を見つめ直し振り返る「きっかけ」を頂きました。
ありがとうございます。
変ゼミ 2(Blu-ray)
OVAや1巻はエログロナンセンス直球みたいな話が多かったのですが、2巻になるとエロス・道徳/倫理からの逸脱という考察対象をもっと形而上学的に追究していっちゃいます。
即物的な応答・リアクションを求めるユーザーには少し難解かもしれませんが、もっと内面的なものから浸食されていき精神的にスポイルされていく愉しみというのは「変ゼミ」が他の作品を一線を画す部分ですよね。
ヤンキー娘の加藤あんなちゃんが、それはもう可愛いのですが、彼女の意外な一面というのは見てのお楽しみ。
ドロドロ濃厚なエピソードを4本連続して視聴したあとは、ダメな大人になってしまったなーと思いますよ。
変ゼミ(4) (モーニングKC)
この四巻では、これまであまり掘り下げられる事のなかった、
というか作中の流れから殆ど注目されなかった
キャラの人間チックな部分が顕わになります。
1〜3巻は所謂ぶっ飛んだ性癖をあられもなくストレートに
描写していたため、変態的な要素が主軸に描かれていたと思います。
つまりキャラクターはテラーでしかなかったのです。
しかしこの巻から徐々にキャラクターの日常から過去や人間関係が
明らかと成り、一話一話がストーリー性を帯びてきます。
といってもやっぱり変ゼミ。
随所に思わず「うっ…これはちょっと…」となるような、
もしくは「ギクッ!!これ、私も考えた事あるわ…」というような
冷や冷やもののネタが満載となっています。
あと個人的に、アンナがこれからどういう位置づけになるのかが気になります。
男を眼で虐げるドSキャラはこれまで色んな漫画で散々見てきたので
欲を言えば、ここぞという場面で主人公の松隆以上に
とんでもない被害を被るトホホ系キャラで突き進んでほしぃと思いました。