南海奇皇ネオランガ設定資料大全集 (Graphic data‐file)
ネオランガの一番の魅力ともいえるジャケットや雑誌掲載の公式イラストなどに加え設定集まで載っていてファンならば購入して損は無いと思う
残念なのは出た時期の関係か第一期の途中までのジャケットしか掲載されていない事、資料については第一期分はある
また第二期については何も触れていないまま「2へ続巻」となっているがそのまま2が出版されないままになっている
南海奇皇ネオランガ オリジナル・サウンドトラック vol.1
アニメ南海奇皇(ネオランガ)のファーストアルバム。
重低音のカッコイイ太鼓ものからケチャの様な民俗音楽風のもの、凄く軽い感じの曲まで色々入っていて楽しめます。
かの有名な島ワールドをお楽しみください。
KEY THE METAL IDOL LIMITED BOX【初回限定生産】 [DVD]
ある日の山奥のとある村で、育ての親の死に際に「お前は3万人友達を作らなければならない」といわれ・・・。そんなところからこの物語は始まる。
初出は1994年OVA。
綿密に練られた設定(伏線)を紐解いていくSF伝奇大河ドラマ。一話完結では無く、TVシリーズの様に一話一話物語が進んでいく。
当初、全26話で予定されていたが、諸般の事情により15話に収束。
少女が主人公のアニメだが、特に萌えの要素も無ければお色気恋話でも無い。SFとあるが、別に宇宙でもないし近未来的でもないし、ロボバトルが有るわけでもない。世界観は1994年当時の日本の風俗である。
あまり書くとネタバレになるので、「登場人物たちの、自己のアイデンティティを取り戻す物語」とだけしておきたい。
ポップでファニー!みたいなジャンルでは無く、謎が謎を呼ぶ展開をしていくため、非常に重苦しい、ミステリアスな雰囲気で進められていく。そしてそれがこの作品の特徴でもある。
伏線有りまくりのオープニングV、そして歌詞。劇中、「唄」も重要な要素。
当時は1話づつ小出しで販売されていたため、エンディングの惹きが秀逸。簡単にいえば、アニメ「シティハンター」方式笑。
「次回どーなるんだ!?」と思わせぶりなところで、雰囲気のあるエンディングテーマがフェードインしてくる。この余韻ある雰囲気は、DVDボックスでは直ぐに次話を観る事が出来る為、実感しにくいかもしれないが、一か月待たされると思って観てみると当時の視聴者の気分も解っていただけるかと笑。
当時アイドル的人気を誇っていた岩男順子のキャラ作りも興味深い。
端的にいえば、クリエイターが創りたいものを創ったという、OVAの王道とも言える。
初出当時はまだ、エバンゲリオンが世に出る前なので、こういうマニアックな作品は中々陽の目を見ない時期であったように思う。
(EVA以降、難解な設定やSF要素を持ち込んだ作品が出てきて、アニメバブルみたいなものが起こった)
もし、後2〜3年発表時期がずれて、OVA等では無く深夜アニメ枠辺りで作品を表に出すことが出来ていれば、評価は全く変わっていたかもしれない。
だからこそ、14話は非常に惜しい。
おそらくは13話以降中盤は、いろいろな伏線の解答出しをドラマ仕立てで展開する構想であっただろうに。
この作品の見どころは、「あらかじめ構成された緻密な設定を、一つ一つ紐解いていく謎解き要素の雰囲気」を楽しむ伝奇アニメといえる。
このBOXの初期版(白ボックス)にはCDのほかに、監督自身の原案小説の序章のブックレットがオマケで付いていたが、それを見るにつけてもいかに企画段階からかなりの構想を持ってして作品がつづられていったかが判る。
物語としては伝奇っぽいものなので、これを観て何かを学ぶとか、元気をもらえるとかいう要素は無いし、万人向けとは言い難いが、アニメが好きで、いろんな伏線が張られた複雑な設定っぽいものが好き、暗めのトーンも範疇内という人にお勧めかと。又、レアモノ好きな方にも。
*重苦しく、暗めだからこそ、厨川というキャッチーなキャラクターが視聴者を救ってくれるのです笑。
南海奇皇(ネオランガ) DVD-BOX
再販されるDVDは数多いが、「音が〜」「映像が〜」「付録が〜」と
あれこれ理由を付けてほとんどが安くならないなか、非常にお買い得感のある価格だと思います。
以前発売されたものは全48話(1話15分)を全て集めると12巻で、しかもCDケースサイズ。
今回のBOXはトールケースサイズだが、全8巻(DVD6枚+サントラCD2枚)ということで、総合的にはコンパクトに収納できそう。
作品内容のほうは、放映が1998〜1999年ということで、少なからずエヴァの影響が見られます。
(宮村優子の声がキンキン響くし・・・)
オープニングの宗教色のあるボディペイントとキワどい衣装でヒラヒラ舞う姿は、オープニング映像専用(?)のもので、ストーリー本編には登場しませんが、3姉妹の個性が活かされ、脇役もけっこうキャラが立っていたり、全く知らない人が見てもそこそこ楽しめる作品だと思います。
※作品自体は☆4つかなあ・・・