マックな人〈2〉 (Mac Fan BOOKS)
MacFanに長く連載されている人気マンガコラムの単行本。今となってはここにあるコラムは古いのだけれども、日本でのMacのシェアがもっと高くて、ネットがまだブロードバンドじゃなくてパソコン通信で高い課金を払っていた、でもパソコンやネットが新鮮で、むちゃくちゃ面白かった1990年代半ばのあの時代の息吹が伝わってきます。なつかしい気分にさせてくれました。
マックな人GO(5) (Mac Fan Books)
シリーズ5巻目。こういうタイプの作品でこれだけ続くのも珍しいが、それには納得の内容である。Macを使う主人公K(藤原氏?)がカレントな話題を交えつつ、Macな人の生活を描き出す。この巻では、強烈な印象を与えたG4,22inchDisplay,ibookなどのMac製品から、MP3,palmなどのMac以外の話題製品、かと思えばハードディスクなど基本的な周辺機器との戦いなど多種多様である。真剣に読むべきものではないが、気付くと真剣になっている自分がいる。構成としては1、2ページのコミックとそれに関連するコラムから成る。文章も割り切れるギャグ(面白い、つまらないの次元を超えた)満載のオールカラー。Macのプロ、ビギナー、中堅ユーザー、そしてMac以外をお使いの方、あるいはまだパソコンに触ったことのない方、ぜひ、読んでみてはいかがでしょうか。なんかMacが分かった気がします。
マックな人 七つの顔の男だぜ (Mac Fan BOOKS)
シリーズ第7弾となる本書、もはや定番としての風格感じられました。今回も前回までのシリーズ同様、マックファン連載を中心に再編成していますが、目玉といえるのが「ムービー作り」に詳しく解説を割いたところでしょう。
iMovie、iTunes、と言ったマック付属のソフトを活用しながら、Toast、ピクセラ社のPIX-MPTV/U1M、家庭のビデオデッキ等を使ってVideo-CDやDVDを作る様子が非常にわかりやすく、またいかに自分がこの手のソフトに対して無頓着だったかを思い知りました。また、後半にはQuickTime Proを使った作業例が記載されていますが、この種の解説は知っているようで知らないユーザーが多いと思います。ムービーを敬遠していたユーザーも、本書を一読するとムービー作りに目覚めるかもしれません。私もさっそくマイVideo-CDを作ってしまいました。
私も連載を必ず読んでいますが、そういったユーザーも得るところが多い本書であり、新たな気持ちで読めるマックな人7、ウインドウズユーザーにも読んでいただきたいですね。
マックな人―真実はここにある? (MacFan Books)
マックの歴史、便利でおもしろいソフト、そして役立つ周辺機器などが上手く短い漫画で描かれている。マックを使っている人なら『わかる、わかる(笑)」なんて、自分と重なる部分もあって、おもしろい一冊でした。