フィンランドはどこですか?
一回聴いただけで“フィンランド ”のフレーズを一緒に口ずさんでいました。
ゆるいようでいて少しもムダやムリが無く、フルコースをいつの間にかたいらげているような感覚で楽しめる
宝石のようなアルバムです。
谷山浩子さん、達人の域に達した一枚です。
BEAUTY
とにかく聴いていて気持ち良いアルバムです。「DM」が清濁併せ持つとすると、こちらは「清」が全面に出ています。(それでもこの人の音を聴いたことがない人には少し不思議に感じされるかも)少し印象派のようなピアノソロやソプラノサックスのコラボ、アコースティックギターでのボサノヴァ、渡辺香津美さんとのコラボなど聴き所一杯です。
VIVANT
前作「BEAUTY」と同じく、収められている一曲一曲のスタイルがそれぞれ大きく異なります。試行錯誤なのか確信的にしているのか、おそらく両方でしょう。その後に彼女が作る音楽の核が詰め込まれています。おもちゃ箱というか宝石箱というか。「遊園地の恋」のかわいらしい感じもいいですが、「ダンス天国」のノイジーでソリッドなアレンジとエキセントリックなシャウトの組み合わせも好きです。