青い鳥 (新潮文庫)
まさに重松清にしか書けない作品だと思います。
中でも最初の短編の「ハンカチ」、最後の「カッコウの卵」は秀逸です。
村内先生はうまく話せない、だから「大切なこと」しか言わない。
うまく話せないが故に伝えることが出来る思い、それは「そばにいること」「ひとりぼっちじゃないと伝えること」。
「先生は、ひとりぼっちの。子の。そばにいる、もう1人の、ひとりぼっちになりたいんだ。だから、先生は、先生をやってるんだ」という文中の言葉が、この本のテーゼなんだと思います。
孤独を感じたことがある方には、是非一度手にとって読んで頂きたい1冊です。
青い鳥 BOXセット [DVD]
たまたま再放送で見た時の夏川結衣さんが気になってはまりました。一般的には豊川悦司さんのために作られたドラマと言われるでしょうが、私は夏川結衣さん見たさにDVDBOXを買ってしまいました。
とにかく彼女が魅力的なんですよね。「駅長さん」との純愛もきれいに描かれていて、思わずぎゅっと抱きしめたくなっちゃうんですよ。後半も、彼女の影を追ってドラマを見てると心にくるものがあります。私は徹夜して全巻を見たんですが、後半はティッシュ片手にかなり泣いちゃいました。
前半の舞台となる清澄の自然のすばらしさ、中盤の北へ逃げるときの緊迫感とつかの間の幸せ、後半の南への追憶の旅など、全てがお勧めです。
まだご覧になっていない方はレンタルで結構ですから是非見てみてください。純粋に感動できると思います。既にご覧になった方でこのドラマが好きだった方は、この機会にもう一度感動を味わってはいかがでしょうか。
青い鳥
私も、吃音があります。うまくしゃべれないし、もともと無口なほうです。
人と話してても面白い事言えないし、間があいてしまう‥どうしよう、どうやって人と接すればいいんだろう‥私にその答えを教えてくれたのが、この本でした。
村内先生は、何も言わないでただそっとそばにいる。誰かにそばにいてほしいときに‥
いつも穏やかに、懐かしそうに笑う‥
人はいろんな人がいます。よくしゃべる人、おもしろい人、癒し系の人、一緒にいて元気になれる人、みんな必要だから優劣なんかつけられない、とこの本を読んで気づきました。私は、私でいいんだ。声が出なかったら、ニコッて微笑めばいいんだ、無理してしゃべらなくていいんだ。
この本のお陰でこころのモヤモヤがすっと晴れました('U`*)☆出会えて本当に良かった一冊です。
愛する人に。
石井ゆかりさんの筋トレは毎週の楽しみであり、支えになっています。
多くのみなさんがおっしゃるように、ゆかりさんの文章に惹きつけられています。
まだ全部読んでいませんが、一日の終わりに1つのメッセージずつ大切に何度も読んでいます。
今の私は「恋人ができない」のメッセージにあった夢中になれることを探し、「人間を理解する力」を鍛えようと決めました。
他の誰かも同じようなことを教えてくれるかもしれませんが、ゆかりさんは小さな気づきを、そっと、力強く教えてくれます。
今の私は、しなやかに、強い自分でありたいと思います。
少し頑張りすぎている人に読んでほしいと思います。