ONE ON ONE(紙ジャケット仕様)
1979年にレコードを買って、カセットに録音して死ぬほど聴きました。今で言う「ギターソングブック」(当時800円位だったかなぁ)を購入してギターで弾き語りをしたりしていました。幸男さんの初期を知るには「ポプコンマイリコメンド 佐々木幸男」で充分な気もしますが、それには「一人コンサート」がアップされていない。「鬱り気」「セプテンバーバレンタイン」「心から」レコードはここからB面の「雨の日の想い出」「便りにかえて」「尽きぬ想い」と続いていく流れが重要だったりするわけで。
当時、松山千春、ふきのとう、中島みゆき等北海道出身のアーティストが活躍する中にあって異色(特徴的)なコード進行とハスキーボイスで違う路線をばく進していたと記憶しています。(幸男さん自身は北海道の出身ではないが北海道を拠点に活躍していた)
還暦を迎えてなお現役で活躍中です。最近のCDにおいても「都会派」は健在で、北海道中心のライブ活動になっていますが、是非とも西にも進出して欲しいものです。
続く「Tの青春」「Yes」「ジェラシー」「After Dark」の復刻を強く望みます。
明日があるさ-青島幸男作品集-
青島幸男といえば、常識ですが作詞家・放送作家・画家・政治家・作家・映画監督・俳優・司会者などなど様々な肩書きを持つ人で、ある種の天才であることには誰も異論はないでしょう。1970年代生まれの僕としては、活字でしか知らなかった「青島ダァ」や、リバイバルで知った「明日があるさ」、子供の頃TVで見たナツカシの「意地悪ばあさん」のテーマなんかがまとめて聴ける貴重な作品です。知らない曲も、クレイジーキャッツに提供した曲と同じような雰囲気の軽い曲がテンコモリで、かなり楽しめました。あと「ぼけた年寄りが書いたのか?」と言いたくなるほど徹底的に自己肯定的なライナーノーツが可笑しいです(これは一読の価値アリ)。曲の解説やデータがやや乏しく、その点で減点。
ところで、青島幸男はサラリーマンを題材にした歌で人気を博したワリに、サラリーマンをやった事がないと知ってびっくりしました。「卒業、就職の時期に結核を患い、やむなく大学院に籍を置いて、療養生活を余儀なくされ、身の保証の何一つないヤクザな稼業に追いやられた私としては、『サラリーマンがナンボのもんじゃい』とうらみがましく思っていた」と語ったこともあるそうです。へ〜。
ベスト
今風の言葉であらわすなら、癒し系とでも言うのでしょう。
佐々木幸男さんのベストがついにリリースされます。その穏やかな
ハスキーボイスは心に染み渡り、その優しいメロディーラインは喧騒
な日々から一時穏やかな時間を与えてくれます。
どうして今まで注目されなかったのか不思議なくらい今こそ是非聞
いて欲しいベスト版です。って私はセプテンバーバレンタインなんか
が好きなんですけどね。
ポプコン バラードコレクション
高校時代にバンドをやっていて、へたくそなデモテープを一生懸命に録音してポプコンに送っていた事が懐かしく思い起こされました。アーティストの多士済々ぶりはもとより、現在に至るまで多くのカバーがなされている曲の多さに驚きます。リズムよりも美しいメロディーが優先していた80年代は、本当に素敵な時代だったなぁと再認識しました。今から購入するのが楽しみです。特に「白いページの中に」のメロディーラインには思わず涙してしまうのではないでしょうか...「ひとり咲き」は今でもカラオケの定番です。いつまでもあせない青春の思い出として、一家に一枚購入されることをお勧めします。
ポプコン・マイ・リコメンド 佐々木幸男
70年台のフォークブームというか、ニューミュージックブームというか、、の時に最も聴いたアーティストの一人。全国レベルで著名だったのは「君は風」「心から」「リフレイン」「セプテンバーバレンタイン」あたりかなぁ、大石吾朗さん司会の「コッキーポップ」というTV番組にたまに出演していた。。北海道を中心にいまだにその活動を継続しており何年か前に小松原俊さんのライブの際にお話する機会があったが、とんでもなく格好良いオヤジであった事を記憶している。アレンジも曲調も当時のニューミュージックの中では一風変わっているが今でも新鮮に聴ける。「ラストシーン」は永遠の別れのバラードだと思う。