小澤&ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート 2002
収録時間が80分もあり,お得である。プログラムの中では,ニューイヤーコンサート初登場のヘルメスベルガー作曲の悪魔の踊りがいちばんの聞きものである。
話題になった,指揮者及び団員による新年の挨拶も収録されているが,解説には誰が何語でしゃべったかという情報がない。これは不親切である。ジャケットの小澤の写真はコンサートの時のものではない。今回のコンサートは日本人が初めて登場した記念すべき演奏会だったので,演奏会の時の写真を使ってほしかった。ユーロのマークの入った会場の写真も入れて欲しかった。
このコンサートについては,演奏内容よりも記録面が重視されるべきだと思うので,もっとじっくりと解説書の内容及び装丁を作ってもらいたかった。