ニューヨーク・ドール [DVD]
もともと何故ベーシストのアーサー・ケインをメインにドキュメントを撮ろうとしたのか謎ですが、それが奇跡的に素晴らしい結果をもたらしました。非常にいいドキュメンタリーです。ただ私はもともとニュヨーク・ドールズのファンでしたので勿論大感激だったのですが、このバンドを知らない人(例えば一緒に見ていた私の妻など)には、退屈はしないしそれなりに面白いけどもそれだけといったところのようです。全盛期の映像がクライマックスのライブシーンでカットバックでうまく使われたりしてますが、このバンドを知らなかった人にはまず冒頭でしっかり当時の画期的だった彼等のイメージや立ち姿を紹介しておかなければ、何故この再結成がすごいことだったのかがわかりにくいようです。挿入歌にクラッシュやモリッシーの曲が使われているのもちょっと混乱の元だったような気もします。
ブリーカー・ストリート : 歌い継がれるグリニッチ・ヴィレッジの名曲達
一年半も前にFMで...ゴンチチの番組でしたが...このアルバムの「ブリーカーストリート」が紹介され、「!!」となって記憶にとどめていたのをようやく購入して聴きました。
表題曲に関しては...記憶に残るインパクトはあやふやなもので、正直なところ「あれ?」という気もしましたが、でも、いいです。女性ボーカルによるサイモンとガーファンクルのしっとりとしたカバー、なかなかいいと思いました。
それからスザンヌ・ベガ...いいですね。なんだか彼女にはこういう歌をもっと唄ってほしいです。
私はこの時代の曲をそれほど知らないのですが、ここからさらに原曲を聴いて新たな出会いを楽しめました。
オリジナルの良さの再発見のアルバム、でもあると思います。
グレイテスト・ヒッツ
と、思考中な方には、かなりお勧めのベスト盤CDです。
キチンとヒットどころは押さえてあるので初めて買う方には、持ってこいのアルバムでしょう。耳にした曲もあるかも知れません。
クリッシー・ハインドのハスキーボイスに浸って下さい。
取り敢えずこのベスト盤を購入して気に入ったらオリジナル・アルバム
を集めたら良いと思います。
ニューヨーク・ドール SPECIAL BOX [DVD]
神に仕える身のアーサー・ケインのモリッシーの呼び掛けによるニューヨークドールズ再結成とデヴィッド・ヨハンセン、シルヴェイン・シルヴェインとの再会、そしてその直後、神の下へ帰るまでのお話。
モルモン教のメンバー達との日常でやさしい表情を見せるアーサー。そこへ再結成の話が。
彼がベースを手にとり、変わってしまったであろうデヴィッドとの再会するのはどれだけ不安だったろう。デヴィッドは役者かもしれない、でもアーサーは名声ではなく純粋に友情を喜んだ。
Killer時代は音楽を通じて破滅的な衝撃を、今度はフィルムを通じて温さをくれました。
『僕もあんな風にいけたらいいな』モリッシー