Simoun(シムーン) 2 [DVD]
この巻でモリナス・リモネ・ドミヌーラがコール・テンペストに加わります!もう、声優陣がスゴすぎます…。この巻は『遠い戦争』『近い戦争』『白い孤独』と明るい話はあまりありません!みどころはやはり、第3話のあの“黒ネヴィリル様”ですね!もうアレは“悪”です(笑)。しかし、シムーンは何度見ても、毎回いろんな発見があっておもしろい♪これこそ、DVDを買うだけの価値があるってもんです☆リアルタイムで見ていた方、見ていなかった方、両方楽しめます!
テレビ東京系アニメーション「Simoun(シムーン)」オリジナルサウンドトラックII
通常、TVアニメや特撮の劇伴って、1分〜1分半、長くて2分ちょっとくらいのものが多いように感じますが、
このシムーンサントラ'Uはほとんどが2分〜2分半、長いものでは3分半に及びます。
じっくり聞き応えのあるBGMが多いと思います。
癒し系のクラシックサウンドが多いのが魅力。
前回のサントラでは「タンゴ」がキーワードでしたが、今回はワルツ。
同じワルツの曲ですがアレンジ違いが全部で8曲あります。
それぞれ聞き比べてみるのも楽しいと思います。
ストリングスやハープ、アルトサックスなど、どの楽器も優しい音色を奏でていて素晴らしい。
2006年では一番多く聞いたサントラです。佐橋俊彦氏の作品の中でも、特に好きです。
(ベスト5に入るくらい)
トラック4「歴史は語る」と25「空に描く夢」が特にお気に入りです。
ちょっと通常のCD屋では買いづらいジャケかもしれませんが、凄くいいです。
聞いてみてください。
僕はまだ何も知らない。(初回限定盤)(DVD付)
私は「アンインストール」で初めて石川さんという存在を知り、「アンインストール」に惹かれてこのアルバムを買いました。
とても美しい歌声と、そして「アンインストール」以外の曲の第一印象は、良く言えば「日本のポップスとして馴染みのある聴きやすい平易な」悪く言えば「平凡な」メロディラインというものでした。しかし心のどこかに何とも言えない違和感が残りました。そして何度も聴くうちに、その違和感の正体の一つに気がつき驚きました。
「ラブソングが一曲もない!?」
歌詞の解釈次第のところもありますが、はっきり単純に恋愛の歌だと言いきれない歌詞の曲ばかりです。というよりも歌詞の解釈が一筋縄ではいきません。例えば一曲目の「Vermillion」ですが、確かにVermillionという単語自体の意味は英和辞典を引けばわかりますが、それが「血」のイメージをも暗示しているというのは、よくよく歌詞を考えて聴いていなければ気づかれにくいところです。
そしてこの歌詞が極めて重く深いのです。生と死、切なさ、苦しさ、優しさ。深すぎて1回さらっと聴いた程度では歌詞の意味がわからず、そして歌詞カードと睨めっこして何度も聴き返すうちに、私はその精神世界の深みにはまってしまいました。変な喩えかもしれませんが、一般のラブソングを「わた菓子」に例えるならば、このアルバムの曲は、噛めば噛むほど味の出る「スルメ」のようなものです。一聴しただけでは良さがわからなかったのに、何度も聞けば聞くほど、心を捉えて離さなくなりました。
美しい歌声と聴きやすいメロディだけ考えれば、BGMとして聴くこともできるアルバムです。しかし歌詞は平易ではありません。いや、この歌詞だからこそ美しい歌声と平易なメロディラインでなければ、精神的に持ち堪えられないのかもしれません。そしてそういう意味では、このアルバムの中で唯一、一聴しただけでその凄さが伝わる独特のメロディやアレンジをもった「アンインストール」に関しては、もはや別世界に行っているようです。
そしてすべての曲において、一曲一曲の歌詞がわかればわかるほど、私はその高い芸術性に陶然とさせられました。一聴のみで人の心を掴んで売れるかどうかが問われる日本の音楽業界の中で、何度も聞き返さないとその良さがわからないような商業音楽離れした曲。そんな曲を日本の商業音楽の中で敢えて生み出し独自の活動をされている石川さんという存在に、私はこのアルバムを聴きながら畏敬の念を感じざるをえませんでした。
EMOTION the Best Simoun(シムーン) DVD-BOX
深夜アニメというもの自体を見始めたばかりだった自分はシムーンを見て当時とても衝撃を受けました。女性の美しさ、気高さ、気品・・・これでもかと美しく描かれた世界。そんな世界観の中で題材とされる「戦争」、衝撃の展開と結末。これほど背景からラストまで完成されたアニメは最近あまりない気がします。一度はぜひ見て欲しいアニメです。百合シーンが多々あるのですが百合と捉えるより私は先に「美しい」と感じました。キャスト陣も脇役まで豪華絢爛で声優さん目当てで見ても絶対後悔しないと思います。シムーンでの戦闘シーンも見応え十分すぎるほどなのでBlue-rayでの発売も期待しています。
Simoun CDドラマ「嗚呼、麗しの派遣OL なぜなんだシムーン株式会社」
戦争が終わってネヴィリル率いるコール・テンペスト(の一部)がやってきたのは東京・千駄ヶ谷のオフィスだった。
派遣OL会社「シムーン」を立ち上げるものの、リモネにそそのかされてネヴィリルが一番最初にやったのは「箱根への社員旅行」そのせいでいきなり資金が足りなくなるという有様。
その後も原宿でのロードレアモン&マミーナ(なぜか復活)の貴族と平民トークや、OLモノならではの「給湯室」(なぜかリモネが)ネタなどなど、さまざまな現代風シヴュラメンバーの番外トークが繰り広げられるまさに番外編。
結局、自転車操業のこの会社が辿る結末は……まぁ言わずもがなという感じです。
全編にわたってパライエッタの「無力だ……」とカイムの「パラ様……」が固定オチ。
フロエ・アルティ・ビューラ・ユン・モリナス・ドミヌーラは不参加です。
また、話の途中で駐車違反をとがめる女性警官はなんかどこかで聞いたことのある人だったり、ロードレアモンが持っているクレジットカードはもしかしたらあの人と同じもの? と気づけたらそれはそれでちょっと楽しいかもしれません。
収録後のインタビューも各キャストの収録当時の素の姿が垣間見えてくるので必聴。
「シムーン」本編とは全く世界観、その他キャラ設定以外を一切無視したハチャメチャっぷりを存分に楽しめる。そんなドラマに仕上がっていました。
どう考えてもこれ以上先に進む気配はなさそうですが……