ヒッチコック映画音楽集/「知りすぎた男」他
1996年作品、
バーナード・ハーマン作品をサロネン指揮、ロサンゼルス・フィル演奏でおくる映画音楽集、
この邦盤は品切れですが、輸入盤では通常に購入可能、検索はクラシック・ジャンルでsalonenと入力すれば見つかります、
本CDがちょっとポイント高いとすればサロネンがノーマン・ベイツになったつもりらしいジャケットでしょう、
ヒッチコック・コレクションBOX II [DVD]
素晴らしい作品を数多く残しているヒッチコックですが、こうして一挙に見ると改めてその素晴らしさに驚かされますね。
何と言っても作品がバラエティに富んでいて、作品毎に全く違うテイストが味わえることが素晴らしいです。その演出、脚本は、まさしく「映画の教科書」ですね。
作られたのが古いですから、最近の特撮、CGを多用した映画に比べたら確かに画像的にしょぼい部分もありますが(特に「鳥」なんかはそう感じる人もいるかも知れません)、映画の本当の面白さはそんなことには関係ないということを教えてくれます。
個人的なオススメは「フレンジー」ですが、他の作品も皆面白いです。是非ヒッチコックワールドを体験してみて下さい。
引き裂かれたカーテン [DVD]
ヒッキコック監督50作、P.ニューマンとJ.アンドリュースの主演、題材として冷戦時代のスパイもの、ヒッチコックらしい演出(個人的にはバスでの脱出劇のスリルとサスペンスが好きですが)で楽しめますが、全体としての描写が活字的で説明的な盛り込みが多く、往年の映像、俳優の演技・演出によるサスペンスは希薄な感が否めず、ヒッチコック作品としては物足りなさを感じたことも事実です。