タクシー王子、東京を往く。―日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」
体裁は、ボンボン社長が現場に出て、
一から業務を覚え、成長していくそんな物語です。
キャラもいいし、3代目という位置付けもいい。
(ドラマになりそうです)
文章も読み易く、そこで働く人の感覚が、
ダイレクトに伝わってきて、読み応えもあります。
しかし、視点を変えると、
(ボンボン社長という肩書きはふっとんで)
マッキンゼーに入れる程の”切れ者”が、
古い慣習や非効率が残る産業の現場に入って、
自分の成長という隠れ蓑を着ながら、
それらを観察していく日記ともとれます。
(一応反対勢力は、乗務に反対した人々です)
これは、既存権益を持つ人間にとっては、たまらんでしょう。
多分、この社長の闘いは、これから始まるのではと思います。
楽しみなことです。
あと、交通機関の発達した東京でタクシーに乗る人は、
一部の特権階級の人たちなんだなーとは思いました。
筆者が、偶然に沢山の知り合いを乗せた話がよく出てきますが、
筆者自身が、その特権階級にいた証拠なんでは?と思います。
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地域が違っていても、私もタクシーの運転手をしていますが、お客様との色んな出会いも有りま。
何時もは710円で行ける距離でも、信号待ちや渋滞で料金がが90円上がっても文句を言うお客さまもいますので、楽しんで仕事を見いだせるかなと思いました。