New Age of Earth
アシュラは、名前は聞いたことがあるが、そのサウンドは耳にした事がありませんでした。アシュ・ラ・テンプルという前身があって、このアルバムでは、マニュエル・ゲッチング(g)が主体(ソロなのかな?)となっております。「ドイツのプログレバンド」といった先入観があったので、まさか、このようなサウンドが展開されていようとは思いもよりませんでした。
そのサウンドは(このアルバムでは)、喜多郎やスティーブ・ヒレッジ(憶測ですが、両者ともおそらく、このアルバムのサウンドにも影響されているように思う・・・)に通ずるシンセミュージックです。(完成度非常に高し!)本来ギタリストであるゲッチングが(このアルバムの裏ジャケでもギターを抱えているにもかかわらず・・・)、このアルバムでは全篇ほとんどシンセ主体のサウンドをやっております。
個人的な感想ですが、「シャドウ・ギャラリー」のアルバム「レガシー」のジャケットなんかは、このアルバムのジャケットに影響されているような気がしてなりません。
1SUNRAINも名曲ですが、3DEEP DISTANCEが個人的に気に入っております。
Ash Ra Tempel
ドラッグを決めてだらだら好き勝手にやっている。
この動と静の二曲はドラッグなんてやったことのない人間にさえ、
トリップ感を味わせてくれる。
ただ好きなことをやったら気持ち良かった、それ以上の音楽はない。
シュルツのどこどこドラム、エンケの何やってんのかわかんないベース、
そして十八歳の天才ゴッチングのギター。
トリオというロック最小構成の真髄を感じましょう。