映像を見ると時代を感じるがライブならではの楽しさが伝わってきます。残念なのは原音はモノラルでそれを擬似的にステレオにしてあるので少し不自然さは否めない。あえてモノラルのままのほうが音が鮮明に出せたのではないかと思います。まあ好みもありますが。ステレオにしたほうが万人受けしやすいけれど。
まさに主役はカレン。ボーカルは美しく、魅力に満ちたものです。特にドラミングしながら歌う姿はすごく生き生きとして、デビュー当時からのスタイルのままでいたら彼女もひょっとして心の病にならなくて済んだかもしれないと想像すると非常に残念な気がします。そのあたりは謎の部分もあるでしょう。ドキュメンタリータッチの来日記念ライブ盤として評価したいと思います。
太陽の癒し タッチングザソウル (5次元文庫)
よしもとばななやウィリアム・レーネンさんが最も信頼を寄せる世界的サイキックヒーラーの書いた推薦の書と帯に記載されていたので、思わず購入してみたが、正直な処余り魅了されなかった。内容は著者の自叙伝的な、スピリチュアルヒーラーに共通している、子供の頃から特殊能力がありながら周囲に理解されず封印し、機が熟してから封印を解き能力を開花していくという話を軸に、私にはこういう能力がありますと次々様々なサイキックメニューを披露していきながら、合間合間に私達へのスピリチュアルメッセージを与えているといった処だろう。メニューが多岐に渡り、やや散漫な感じで深みに欠ける感想を持った。親日家なのは嬉しいし幣立神宮の話や石を巡りダライ・ラマに会いに行ったりのエピソードは大変興味深かった。
巻末のメッセージは横書きで、本文を読み終えた後その流れで読んだら意味が通じず変だなと思ったら、裏表紙の方から読む事が分かりもう一度読み直した。子供向けの絵本の様でこちらも深みを感じられなかった。
At First Sight [VHS] [Import]
Val Kilmer演じる白内障の青年バージルが、マッサージの仕事を通じて、建築家の女性エイミー(Mira Sorvino)と出会い、彼女の勧めで手術を受けて、目が見えるようになるという作品。しかし、目が見えるようになっても、これまでの感覚と認識を一致させることが難しく、二人は非常に苦労します。最後には再び目が見えなくなるというストーリーですが、目が見えた時の記憶を下に、人の役に立っていこうとする青年の姿が印象的でした。
ライヴ・イン・ジャパン~イエスタデイ・ワンス・モア 武道館1974 [DVD]
私が中学生の頃、武道館で彼らのライブを見に行った事があります。正確にはこのライブDVDの収録された翌年か翌々年だったはずです。
美しいサウンドはその当時の思い出をそのままに蘇らせてくれてはいますが、CD版に比べると音質が劣るのが唯一の難点でしょうか。
でも後で編集して音を整えたCD版に比べ、彼らのライブステージがそのままの本当のパフォーマンスで満喫出来ます。
40歳を超えた今、このDVDは少年の頃のような気持ちに帰れる、数少ない自分だけの世界へのいざないとなっています。
演奏能力は、今見ても決して劣るものではありません。オススメします。