Madonna: Truth or Dare [VHS] [Import]
90年の「ブロンド・アンビション・ツアー」の舞台裏に密着したドキュメンタリーです。舞台上のパフォーマンスと舞台裏とを交互に見せていきます。当時の恋人であるウォーレン・ビューティをはじめ、たくさんの有名人が出演しています。
パフォーマンスは、日本でいえば、サザンオールスターズに近い感じ。気取った奴ら・スカシた奴らがイケスカナイという反骨精神が見て取れます。過激な猥褻表現、肉体美を強調するポージングなど、普通は男がやりそうなパフォーマンスを女のマドンナがやっているから、今観るとパフォーマンスの完成度はやっぱり低いけど、一見の価値はあると思います。
この頃のマドンナは、ドラッグでもやっているんじゃないかと思うほど常にハイテンションで、タフでパワフルで、バイタリティに溢れ、とても賢い。無謀に近い勇気があり、限界に挑戦し、タブーは一切なくどこまでも自由。しかしその反面、情緒不安定で、分別がなく1つ1つの言動がとても雑。我がままで文句も多い。言葉遣いも悪く、振る舞いも下品。我慢もしない。攻撃的で怒りっぽい。それは、観ていて不愉快になるほど。04年の「アイム・ゴーイング・トゥ・テル・ユー・ア・シークレット」の後で観ると、このDVDの価値はだいぶ違ってくると思います。マドンナにも、こんな時代があったんだなぁと。。「アイム・ゴーイング〜」では、年齢を重ねて肉体が衰えた代わりに、子供が出来てすっかり分別のある大人になっていますから。
しかし、世話好きの姉御肌と、彼女の信念「人を政治的に目覚めさせること」は、この頃から何ら変わっていない。
Madonna: Truth or Dare [VHS] [Import]
初期のマドンナファンはきっと好きじゃないだろう。
結構ショッキングな作品です。
マドンナのショーやミュージックヴィデオで彼女の虜になったファンには、
楽屋裏は生々しすぎます。
ダンサーとの関係や音楽性の背景など、
世紀のPOP ICONの裏側を白日の下にさらしたという点で、
確かに価値ある映像に違いないけど、
私は見たくなかった。
最近のファンには逆に違和感はないと思われます。
Red Hot + Blue: A Tribute to Cole Porter [DVD] [Import]
最近AIDSの話題をあまり耳にしなくなったのは何故だろう?AIDSについて正しい知識を持つことに、もしかしたらこの映像作品も少なからず貢献し、その役目を終えたのだろうか?
本作は'90年に発表されたAIDSチャリティー・プロジェクトにおける、コール・ポーターのトリビュート・アルバムのプロモーション・ビデオ集です。コール・ポーター(1891-1964)は映画「五線譜のラブレター」('04)でも描かれたとおり、誰もが耳にしたことのある「ナイト・アンド・デイ」や「ビギン・ザ・ビギン」といったアメリカのミュージカル楽曲の傑作を数多く残し、ホモセクシャルのためエイズで亡くなったと言われています。
この作品自体はMTV全盛期のものであり、参加アーティストが豪華で、著名映画監督とタッグを組んだ作品はとにかく見る価値があると思います。トム・ウェイツ×ジム・ジャームッシュや、U2×ヴィム・ヴェンダースなど書ききれません。ただし、画像はリマスターされたとはいえ、ビデオ時代からあまり綺麗になった印象はありません。
曲間にはデヴィッド・バーンなど演奏アーティストの他、リチャード・ギアやジャン・ポール・ゴルチエといった有名人のAIDSに対するコメントも挿入されています。しかしここは輸入版の泣き所、やはり日本語訳付で観たいものです。
楽曲自体は、オリジナルの雰囲気を醸し出したノスタルジックでゴージャスなアレンジのものから、当時台頭していたワールド・ミュージックやラップにのせたものまであって多彩です。特典として追加されたライヴ映像は、ユーリズミックスのアニー・レノックスがハービー・ハンコック(p)とロン・カーター(b)というジャズの巨人をバックに熱唱したもので、これが一番良かったりして。。。
セットになったCDは、曲順が異なるばかりか映像編に未収録の楽曲を含み、お得感があります。
Jean Paul Gaultier (Memoirs)
80年代はファッションデザイナー全盛期。その代表格がジャンポール・ゴルチェだ。未だに現役であり、ラグチュアリーブランド『エルメス』のクリエイティブディレクターまで昇りつめた、80年代の革命児は今もなお老いることなく健在。その革命児ぶりが、この本にいっぱい詰まっている。ゴルチェが放つインスピレーションが満喫できる絶品。
最近AIDSの話題をあまり耳にしなくなったのは何故だろう?AIDSについて正しい知識を持つことに、もしかしたらこの映像作品も少なからず貢献し、その役目を終えたのだろうか?
本作は'90年に発表されたAIDSチャリティー・プロジェクトにおける、コール・ポーターのトリビュート・アルバムのプロモーション・ビデオ集です。コール・ポーター(1891-1964)は映画「五線譜のラブレター」('04)でも描かれたとおり、誰もが耳にしたことのある「ナイト・アンド・デイ」や「ビギン・ザ・ビギン」といったアメリカのミュージカル楽曲の傑作を数多く残し、ホモセクシャルのためエイズで亡くなったと言われています。
この作品自体はMTV全盛期のものであり、参加アーティストが豪華で、著名映画監督とタッグを組んだ作品はとにかく見る価値があると思います。トム・ウェイツ×ジム・ジャームッシュや、U2×ヴィム・ヴェンダースなど書ききれません。ただし、画像はリマスターされたとはいえ、ビデオ時代からあまり綺麗になった印象はありません。
曲間にはデヴィッド・バーンなど演奏アーティストの他、リチャード・ギアやジャン・ポール・ゴルチエといった有名人のAIDSに対するコメントも挿入されています。しかしここは輸入版の泣き所、やはり日本語訳付で観たいものです。
楽曲自体は、オリジナルの雰囲気を醸し出したノスタルジックでゴージャスなアレンジのものから、当時台頭していたワールド・ミュージックやラップにのせたものまであって多彩です。特典として追加されたライヴ映像は、ユーリズミックスのアニー・レノックスがハービー・ハンコック(p)とロン・カーター(b)というジャズの巨人をバックに熱唱したもので、これが一番良かったりして。。。
セットになったCDは、曲順が異なるばかりか映像編に未収録の楽曲を含み、お得感があります。