Goldmine Standard Catalog of American Records 1948-1991
これは、音楽業界向けと超超マニア向けの資料でしょう。1948年から1991年までの間、アメリカで発売された全シングルと全アルバムをアーチスト別に集計。この一冊でシングルのA面B面のタイトル名、アルバム名、レーベル名、レコード番号、発売年、中古市場での取引価格が分かる。電話帳並みの厚さ6センチの労作。決して読み物ではありません。あくまでも、データ本です。見て楽しい、読んで楽しいというものではありません。シロウトの使い方としては、アーチスト名は、分かるんだけど、曲名が分からないというときには、便利かも(その逆は、無理)。しかし、こんなデータ本を作るアメリカ人って、ほんと凄い。
& The Double Six of Pairs
トランペッターとしてディジーの早弾きは有名だ。誰もかなわなかったスピード。
まさにハードバップの最良の部分。そのディジーの早弾きとユニゾンでコーラスを
つけることなど想像外だった。Double of Sixはもともと好きでアナログなど集めていたが、
ここでは見事にディジーのスピードと共振している。、これほど素晴らしい作品は始めてだ。
60年代のスキャット・コーラス好きにもオススメだし、ハードバップの60年代での
発展形に興味ある人もオススメ。歴史的名盤だと思う。
Les Double Six
ベースとドラム(パーカッション)とコーラスだけ。
それだけで聴かせてしまう、恐るべき1枚。
フランス語ヴォーカルだが、これがまたスキャット(昔の番組「11PM」のオープニングでダバダバいうやつね)
にぴったりマッチ。
レスター・ヤング、マイルス、コルトレーン、ギレスピー、チャーリー・パーカー、
ボビー・ティモンズなどの作品を取り上げた前半と、クインシー・ジョーンズ作品の後半のお得な2in1。
とても上品なスキャットで軽やかに仕上げていて、伸びやかな高音に気持ち良く酔える。
あの「モーニン」のスキャットなんて、世界初にして唯一かも。
NOVI SINGERSなどがお好きな方には自信をもっておススメ。
Les Double Six of Paris
このグループが、その昔人気になったスィングルシンガーズの前身だったのをご存知でしょうか。当時クラッシックをジャズっぽく編曲して歌ってましたが、このグループはジャズの有名曲・有名演奏にフランス語の歌詞をつけて、達者に歌ってます。ガレスピーにも気に入られたミミペリンのパーカーのアドリブ、ミシェルルグランの姉妹のクリスティーヌルグランのスキャットも最高。リーダー格のウォードスィングルがその後編成したスィングルシンガーズの何倍か素敵です。