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リミット (講談社文庫)

野沢 尚
おすすめ度:★★★★★
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子供を愛する母の熱い気持ち
おすすめ度 ★★★★★

誘拐事件の話はいくつか読んだが、刑事の子供を誘拐して身代金を運ばせたり、犯人に警察の情報を教える内通者がいたりと今までにない展開に手に汗握った。対処は冷静だった犯人たちも息子を取り戻そうと死ぬ気で戦いを挑んでくる公子に挑発されて熱くなっていく様子や、警視庁と県警という警察内部の軋轢、そして誰にも頼ることなく一人で戦う公子の心情など、とても細かく描かれて読んでいるほうも熱くなった。



主人公の強さに感動
おすすめ度 ★★★★★

子供のためならどんなことでもできるという主人公の母性の強さに深く感動した。母親であれば誰しもこうした強さを持っているのではないだろうか。そこに感動し、共感したのでラストで事件の黒幕があきらかになったとき、すんなりとその犯人の動機にうなずけなかった。しかしこの作品を読んで一番心に残ったのは、いとも簡単に子供の連れ去りというのはできるものなんだな、ということだった。親がどんなに目を配っていても、周囲にたくさんの人がいようとも、すぽっとだれの目をもかいくぐる瞬間というのがあり、連れ去りをするような人間というのはそうしたエアポケットを独特の勘で見つけるのだろうなと恐ろしい気持ちになった。



野沢尚の問題作
おすすめ度 ★★★★☆

たった一人の息子を誘拐された警視庁の刑事が、
刑事としてではなく母親として犯人と対峙する物語。

誘拐した子どもを身代金ではなく臓器売買で金に変える犯行。
相変わらず事件に関するディテール(データなど)が細かい。
そして背筋が寒くなるような描写も用意されている。

『砦なき者』『魔笛』もそうだけれど、この人の作品には
まったくと言っていいほど絶対的な「正義」が出てこない。
すべての登場人物にそれぞれの(そうは見えなくても)正義があり、
どれを正しいと言い切っても一抹の苦味が残る。



母性の強さを描いた無冠のエンターテインメント
おすすめ度 ★★★★★

 母親の勇気と行動力を描いた名作だと思う。ジャンルは違うが「ターミネーター」「エイリアン」で表現される母性を彷彿とさせる。
 子供を対象にした卑劣な誘拐と、蛇頭を絡めた臓器密売を結びつけたストーリーは、スケールが大きくてすごく刺激的である。その背景には臓器移植をめぐる日本の法制度への憤りなど、社会派としての視点も感じられる。細かい点では、巨大テーマパークの都市伝説や拉致問題を思わせる誘拐方法や、主人公が逃走するルートでは警察と言う巨大組織の縄張り争いにつけ込むところなど、非常に上手くできている。
 犯人グループの若い男女のボニー&クライド気取りの軽口には作者のこだわりが感じられたが、やや演出過剰な気がした。銃撃シーン以降、台風の中での対決シーンというクライマックスも、刑事ドラマのような雰囲気はやや物足りなかった。しかしストーリー構成やキャラクターの設定、そして大団円後のどんでん返しと十分楽しめる作品だ。正直言って「破線のマリス」に対してこちらが無冠の作品とは思えない。



ジェットコースター的小説
おすすめ度 ★★★★☆

この作者はテレビの脚本家だけに、どの作品も非常に映像的で、テンポがいい。特にこの「リミット」はジェットコースター的なドラマが進行し、スリリングな読書が楽しめる一冊だ。

連続幼児誘拐事件の犯人の次のターゲットは、なんと捜査を担当していた警視庁の女性警官の1人息子だった。息子の命を救うため、女性警官は捜査本部を出し抜き、誘拐犯と接触。裏切り者として警視庁からも追われながら、孤独な戦いで息子を救出しようと奮闘する。

この設定からして、ドラマ向き。
読者はこの女性刑事に共感しながら、ハラハラどきどきと次の展開に気をもむことになる。

終盤には、あっと驚く落ちも用意されているし、読んだ後は満腹感が大きいはず。
ただ、ちょっと長いので、緊張感が続かない人もいるだろう。この筆者の力量なら、もう少しコンパクトにまとめられたんじゃないかという気もする。



まさに夢のコラボです。
おすすめ度 ★★★★★

背筋にゾゾゾという感覚が走りました 。出来は今更ながら言うまでもなく素晴らしい。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!



リミット 動画

リミット



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