F1は死と隣りあわせなのだという事を再認識させられた。その中で著者でしか知りえないF1ドライバー達の素顔の部分を垣間見ることができた。もう、これ以上死亡事故が起こらないことを切に願います。
ドライバーでもマスコミでもない違った視点から見たF1の世界おすすめ度
★★★☆☆
F1中継なので時折耳にするワトキンス医師のF1交友録であり回顧録。セナの事故死のくだりは、私にとっても未だ記憶に新しい内容であり、著者のセナへの思いが痛いほど伝わってきて、泣けた・・・。本書では1977年の富士での死亡事故以来、日本では一部マスコミを除いて10年封印された時代に活躍したドライバーたちとの友情、そして別れがドクターとしての視点で綴られているほか、90年代のドライバーたちとの関わり合い、各協会の顔役たちとの友情を表すエピソードが盛り込まれている。それにしても著者とバーニー・エクレストンがテコ入れする前までのF1の安全体制が皆無に近かったとは・・・。なお本書では私がよう知らない医学用語が結構出てくるのでF1好きなドクターの方々には特にお勧め。
すばらしい
おすすめ度 ★★★★★
出来は非常に良いです。従来の伝統を引き継ぎつつ、バランスがうまくとれてます。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。