+ アストロ球団 (第3巻) +

アストロ球団 (第3巻)


おすすめ度:★★★★★
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もはや野球漫画じゃなくなって人間ドラマ・・
おすすめ度 ★★★★★

対ロッテ戦の結末、ライバル球団の誕生、その対戦の序章が描かれています。
残りの超人である球*郎の目的とはアストロ球団に野球で勝つことではなく、**するつもりであり、そのためのメンバーが集められます。
すると今度は我らがアストロ球団は、クソ真面目に対抗するために特訓を始めるわけですが、その特訓方法が今だに語り継がれるほどに壮絶です。(現代の作品なら「マネしないでください」って注意が書かれるのかなあ?)
この作品の今後の展開は先輩達から何度も聞かされているので、このあと彼らが栄光とひきかえに破滅にむかって進んでいくのかと思うと、第4巻は怖くて手を出せません。



真知即行
おすすめ度 ★★★★★

二巻のレビューで「プロデビューの一球目の出来事」と書きましたが、
三球目の出来事でした。お詫びして訂正いたします。

さて、いよいよ「アストロ球団」本編ともいえるビクトリー球団編に突入だ!!
この巻において、「アストロ球団」という作品の真髄が明らかになる。

699ページ(697ページの次の次)をご覧いただきたい。
球六のアンドロメダ大星雲打法を、大門が受け止めるシーンだ。

まず、アンドロメダ大星雲打法がどういう打法かがまるでわからない。
技の名前を叫ぶだけ。
そして大門はそれをどう返すか。「何かしゃべる」のである。

 真知は即ち行たる所以なり
 行なわざればこれを知というに足りず
 未だ知りて行なわざる者あらず
 知りて行なわざるは ただ是れ未だ知らざるなり
 喝~~~~っ!!

喝~っはともかく、これは大塩平八郎にも影響を与えた、王陽明の言葉である。
漢文調の難しい言葉なので、なんとなく読み飛ばしてしまいそうだが、
ちょっと考えると、このシーンには全然合わない言葉だとわかる。
で、大門は打球を跳ね返す。何故?結局、根性なのか?いや違う。

アストロ球団は、突出した変な場面のみが有名だが、実は「言葉」のマンガである。
「どっちが強いか」は、「どっちが強い言葉か」で表される。
決着のほとんどは、実は言葉の応酬で決まっているのだ。
きわめて論理的なマンガといっていいだろう。
その論理が正しいかどうかはともかく。
地道な論理も積み重ねれば宇宙の果てへ届く。
「突出した変な場面」と「論理の積み重ね」は、実は同じ一本の道でつながっているのだ。

凡百の、単なる変な思いつきを変につないだ変なマンガとは異質な、
まさに創造力の極北を、この三巻で堪能したい。



凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★

大変良く出来ています !いや~、ほんと(・∀・)イイ!久々に良い買いモンをしました。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!



中島徳博 動画

中島徳博



本庄敬 中島徳博 喜多修平