かばくんがピアニストになったらば…おすすめ度
★★★★★
かばくんがいろんなお仕事に挑戦します。
「消防士になれるやろか…」「なれへんかった」
「ピアニストになるちからは…」
「ありすぎやったわ」(ピアノを壊しちゃいました。そういう力じゃないって?)
ユーモラスであくせくしないところが良いですね。
さらに、関西弁なところが最高です。
関西弁の絵本って珍しいですよ。
でも、かばくんのユーモラスは関西弁で翻訳したところで真価が出ると思います。
動物がいろんな職業に挑戦するおはなしと言えば、堀内誠一さんの「ぐるんぱのようちえん」が有名ですけれど、「ぼちぼちいこか」は、焦らなくても自分のやりたいこと、合っていることを見つければいいんだよ。というメッセージ性を発しているという点で優れていると思います。
もちろん、「ぐるんぱ〜」も最後には幼稚園を開校し、自分の適正はこれだと察してハッピーエンドになりますが、余韻はこちらの方が上かなと思っています。
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平凡な私は、まだまだかばくんのように、どっしりと構えるだけの度量がありません。
焦っちゃいけませんね。
みなさんも「ぼちぼちいこか」
ゆっくりいきましょうおすすめ度
★★★★★
バレリーナや宇宙飛行士といろいろな仕事に挑戦するかばくん。でもなんにもなれへん。失敗する様子がユーモラスで落語のオチのようです。どうなっちゃうの?とわくわくしながら、わが子がページをめくっていくと「ぼちぼちいこか」となるのです。
柔らかく響く関西弁が、方言を知らない私にも染み込みます。「ゆっくりいきましょう」といわれるのも良いけれど、「ぼちぼちいこか」という言葉に安心をおぼえます。言葉のリズムの面白さに目覚めたお子さんや、少し生きるスピードを落としてみようかなという大人の方に。お勧めの本です。
楽天的なかばさんに癒され、笑かされますおすすめ度
★★★★★
今江さんのすばらしい関西弁がすごい味というか、ええねんよ〜。何やってもどないしたらええんやろ・・・ということになるんやけど、またがんばる。そんなかばさんをみてたら大笑いやし、元気ももらえます。こどもも声に出して関西弁のリズムを楽しんでました。文章は短いので幼稚園からOK.でも、大人も読んでてほっとします。子供も、進路に悩む学生さんも一度見てほしい大切な一冊です。
楽しいけど...おすすめ度
★★★★☆
いろんなことに挑戦しては失敗、でもめげずにまた次へ。絵もかわいく、関西弁もマッチして楽しいです。大人もあせっているとき、落ち込んでいるときには癒されますね。
でも、こどもに読み聞かせるには「ぐるんぱのようちえん」のようにハッピーエンドで「あきらめずにがんばれば、ちゃんと自分に向いていることが見つかるよ」という方が好みです。
大人までも癒される絵本おすすめ度
★★★★★
一生懸命頑張ってるのに全然上手く行かへん。何でやろ――そんなことってよくあるわけで,カバさんのユーモラスな姿を通して,「まぁ,焦らずぼちぼち行こうやないか」と言ってくれる本書は大人さえも癒されてしまう名作。
子供にはカバさんのユーモラスな姿態が面白く,大人には焦らず自分のペースでやろうというフレーズが癒しになる。それにしてもアメリカの作品なのにこれほど関西弁の似合う作品も珍しい。
子育てに奮闘しているお母さんもお父さんも,まぁ焦らずに,この絵本でも読んで,ぼちぼちいこか。
まさに夢のコラボです。
おすすめ度
★★★★★
今回の発売がすごく嬉しいです
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
ホント満点を付けても良い出来です。
概要
のんびり、おっとりのカバくんがいろんな仕事に挑戦する。「ぼく、消防士になれるやろか。」でも「なれへんかったわ。」「船乗りはどうやろか。」と意気込んでも「どうもこうもあらへん。」「ピアニストになるちからはー ありすぎやったな。」 他にも、パイロットにバレリーナにカウボーイ、サーカスのつなわたりに、飛び込みの選手、果ては宇宙飛行士にまで挑戦するも、あえなく失敗。エアブラシを巧みに使ったカバくんのイラストはユーモアにみちて、重量級のカバくんをとても愛らしいものにみせている。また、邦訳の関西弁がなんとも味わい深く、この世界観を盛り上げる。
「どないしたら ええのんやろ。」と途方にくれたカバくんは、ここらでちょっと一休み。
そんなカバくんの、あくせくしないで、ゆっくり自分をみつめようよというメッセージは、子どもだけでなく大人の心をも癒してくれるはず。「ま、ぼちぼちいこかーということや。」(小山由絵)