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+ ミヨリの森 +

ミヨリの森

小田 ひで次
おすすめ度:★★★★★
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アニメのCMを見て読んでみたが、マンガの方が個人的には好きである。
おすすめ度 ★★★☆☆

都会の子である主人公が田舎に行って、森に住む超常の何かと出会い、自分も変わりつつ森を守りつつ…というとなんだか月並みな感じというかどっかで見たような話ではあるのだが、田舎や森を単に美しく良く描くのではなくて、粘着質にまとわりついてくる人間関係の煩わしさもちゃんと表現していたりするのが、冷静さがあって好きである。
女の子の鼻の下の溝まで影を入れてしっかり描いてしまうのは「拡散」のころから変わらないが、昔の、写実的だが重く異様な雰囲気を持った描線が、今はポップに抑えられていて、その辺も読みやすさに一役買っている。でも、森の精?なんかの妖怪めいたものの描写になると、うっかり異様な雰囲気が戻っていたりして、その辺もまたよい。

バスの行き先にI県の某村の名が記されていたけれど、まあ、一種の遊びなのだろうと思う。今は地図から消えてしまったことだし。




漫画ではない気がします
おすすめ度 ★★★★★

漫画という、枠だけにとどまってほしくない作品です。
昔高校の保健室の本棚の隅にあって毎日読んでいた思い出の作品です。
ちょうどミヨリちゃんと境遇が似ていたせいで最初読んだときは号泣していた気がします
宮崎アニメを彷彿とさせる可愛い可愛いキャラクターと優しさがあるのに、宮崎アニメより現実を切り裂くように書いている作品だと思いました。
私がこの作品で学んだのは自然の大切差や、偏見を持たない事や、沢山ありますが、一番は許す心だと思います
認める事や許す事
何か許せないものがあったり、かたくなになってるなって思う人は読んでみてください、
直ぐには変われなくても、少しずつ変われるきっかけに作品だと思います。



静かな抵抗
おすすめ度 ★★★★★

強さ、と言ってもよい、
そんな少女をとりまく世界観が、
しっかりと構成してあり、
読み始めたら、最後まで、
読むこちら側としても、
しっかり感じながら進むことができた。
とてもよい作品だった。



やさしさにつつまれたなら・・・・
おすすめ度 ★★★★★

作者の一貫したやさしい視点で描かれた、とても好感のもてる作品です。
主人公「ミヨリ」と「森」の関係、魅力をもった森の妖精たち。すべてが事細かに配慮されながら、描かれています。
メインテーマの自然(森)の大切さ大事さだけでなく、そこに住む人と森との共生のあり方までもさりげなく提言しています。
すさんだ家族環境におかれたミヨリの閉ざされた心が、環境の変化により氷解していきつつ、自我を掴んでいく姿に感動しました。それでも少し不安を抱く人間らしい揺らぎの一部を持っていることも、また共感を抱かせてくれます。
こどもからおとなまで、幅広い世代で読んで感動できる、お勧めの一冊です。
余談ですが、泉の妖精は同作者の「クーの世界」でもちょっとした役で出演していますよ。



宮崎アニメの彼方に
おすすめ度 ★★★★★

父母の離婚が原因で、田舎に引っ越して来た美少女ミヨリ。森の奥で、不思議な精霊たちに出会います。村はダムの工事で、水没しようとしていました。森と仲間たちを守るために、彼女の大冒険が始まります。少女の意識を忠実に甘美に、男性にも分かるように、的確にたどれる作家、小田ひで次。少女の心のさやぎを、森の情景とともに、繊細に緻密に描きだします。ミヨリは、もうひとりのサツキや千尋でもあります。宮崎アニメが語り尽くせなかった、森のいのちを語り継ぎます。反対ではありません。静かな賛成意見です。



素晴らしい出来栄え
おすすめ度 ★★★★★

非常に素晴らしい一品だと思います 。他の方がコメントされているとおり、
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。



小田ひで次 動画

小田ひで次



ウエスト・サイド物語 小田ひで次 羅川真里茂