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マザー・テレサの真実

五十嵐 薫
おすすめ度:★★★★★
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「真実」を見極めるにはもう一歩かな
おすすめ度 ★★★☆☆

著者の五十嵐氏は「インド心の旅」の主催を通じて、マザー・テレサと個人的に親交があった人物。全6章中、1−3章は著者・五十嵐氏のボランティア活動と氏が主催する「インド心の旅」(マザーハウスでボランティア活動をするツアー)のエピソードが主となっており、4−6章がマザー・テレサについての記述である。1−3章で紹介されるボランティア活動は素晴らしい。4章以降では、他の伝記では言及されなかったマザー・テレサの素顔を親族の本や、関係者へのインタビュー、マザー・テレサの書簡集等から浮き彫りにすることを試みている点は評価出来る。但し、4章のマザーテレサの前半生、5章が啓示を受けてからのマザーテレサ、6章マザーテレサの遺書について主に述べているのだが、資料の扱い方が少々雑。一番の問題は多くの貴重な資料等から導いた結論が、著者が最も主張したい「真実」であるらしいのだが、これがどうも納得できなかった。著者のボランティア活動の社会貢献は素晴らしいけれども、マザー・テレサの「真実」を見極めるには、もう少し足りない感じがした。



必要にして十分
おすすめ度 ★★★★★

一般的な日本人は、カトリックの教理に暗いであろう。そんな人にもマザー・テレサの思想の根幹を、わかりやすく解説している。この本からはじめて、それぞれの方の意識にしたがって研究なされば良いと思います。まあ、異論はあるのでしょうけれど。



究極のボランティアを体現した人
おすすめ度 ★★★★★

 本書はマザー・テレサの伝記ではない。ノーベル平和賞に輝いたマザー・テレサが本当に伝えたかったのは何だったのか、それは今世紀の人々に宛てた遺書である。また、他界するまでの晩年の12年間著者に手ほどきされた「ボランティアの原点」である。

 これからは、全人類が宗教宗派にとらわれす゛、人の生命に仕えるとき、最も自分の生命が輝く「生命の原理」を理解できる新しい時代になっていくのだろう。

 それは全ての人が争いをやめて互いに愛し合い、助け合い、誰にも必要とされる人になることである。身をもって実践された「小さな体に輝いた巨星」は未来に生きる人類の灯火になることを信じて疑わない著者はテレサの身近に接した人でもある。



納得の出来
おすすめ度 ★★★★★

今回の発売がすごく嬉しいです 。これは買わねばならないでしょう!
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。


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