この本のみに頼るのは少々危険かもしれません おすすめ度 ★★★☆☆
成人での用量とともに新生児から12年までを6段階に分けて小児薬用量を記載してあります。薬剤は一般名で記載されていますが、欄外に商品名も書かれていますのですぐにわかります。しかし、たとえばテトラサイクリン系薬剤が小児では歯芽の着色をきたしうる、などの使用上の注意はテトラサイクリン系薬剤一般のところに書かれており、次のページのミノサイクリンなどの個々の薬物のところでは記載はありません。したがって時間のないときに、この本のみに頼って使用経験の少ない薬剤を投与するのは少々危険かもしれません。小児の薬剤投与に慣れた後、念のための確認として使用するのが良さそうです。
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