やはり小説ならではおすすめ度
★★★☆☆
この話は視点を変えて交互に書かれた小説が原作です。
なのでやっぱり映像にするのは難しかったのかなと思いました。
あの独特の雰囲気が出ていませんし。ちょっと残念だったかな。
映像がとてもキレイ!!
おすすめ度 ★★★★★
風景をとても綺麗に映し出していて、作品の質ととてもマッチしていました。
また、ストーリーも繊細であり、リアリティも深く感じ取ることができました。
魚子を演じた女優さん(たべみかこさん?)の演技は魅力に満ちあふれていて
とてもGOODでした。
概要
角田光代の直木賞受賞作を原作に『愛を乞うひと』などの平山秀幸監督のメガホンで映像化。毎回質の高い作品を送り出しているWOWOWのdramaW枠で放映された1本である。人付き合いが苦手な主婦・小夜子(夏川結衣)は、大らかな独身社長の葵(財前直見)と知り合う。一見開けっぴろげで大らかな葵だが、彼女は高校時代つらいいじめを経験していた。そして新しい高校に転校した葵(石田未来)は魚子(多部未華子)という親友を得たのだが…。
ここでは現在と過去、2組の女性の友情を交錯して描きながら、最終的に繊細でリアルな大人のドラマが丁寧に紡がれていく趣向となっているが、35歳という人生の半ばにさしかかった女性たちの不安や焦りなどが等身大に描かれているあたりが実に好もしい。平成18年度芸術祭テレビ部門(ドラマの部)優秀賞および第32回放送文化基金賞番組部門テレビドラマ番組賞を受賞。(増當竜也)