久織さんの新作おすすめ度
★★★★★
戦国BASARAは外伝までプレイ済みのファンです。
が、同時に前作のガンダムの漫画版の時から久織さんのファンでもあるので購入しました。
元々は公式ファンブックの「BASARA STYLE」に掲載されていたらしいですが、
更に40ページに及ぶ加筆修正が加えられているそうです。
綺麗めな絵で、尚かつデッサン力もある方ですので女性ファンも安心かと思います。
ただやはりゲームをプレイしている人じゃないと楽しめないと思います。
ラスト数ページに設定資料として人物相関図とストーリーダイジェスト、メインキャラのラフ絵が載っています。
個人的に好きなページは明智に吹き飛ばされた市を受け止めた慶次のところかな。
さすが公式おすすめ度
★★★★☆
「カプコン公式BASARAコミックス」と帯にあっただけあって、ゲームの登場人物が
そのまま物語の中で暴れているようで、すごいなあ〜とビックリです。
物語の深みというか心理描写などは灰原薬さんの描かれた物語が上だと思いますが、
よりBASARAらしいのはこちらの漫画かなと思いました。勢いがありました。
読みやすいコミカライズ
おすすめ度 ★★★★★
画風こそこれまでのコミカライズ同様、女性同人作家風ではありますが、
背景まできっちりとBASARAの世界が書き込まれている点や、
痛いほどに伝わってくるキャラクターの心理描写(特に明智など)は、
やはり実績を持ったベテラン作家の作品ということもあり
数あるBASARAコミカライズの中でも頭一つ抜き出た出来です。
信長の死をきっかけにして動き出す世界…というストーリーは
電撃マ王で連載中の灰原薬版と被っていますが、
こちらはマルチ主人公形式ということもあって
政宗ファン以外も楽しめる点に好感が持てます。
少し驚いたのは作中で私服姿の毛利元就が登場した点。
兜と甲冑、両方脱いだ毛利というのは、
公式では初めてなのではないでしょうか?
女性のような繊細さで描かれつつも
長曾我部に対して氷点下の冷酷さで接する毛利。
なかなか魅力的です。
長曾我部と毛利をここまでしっかりマンガ化したのも
この本がはじめてだと思うので、両雄ファンは必携かもしれません。