若き日のトスカニーニおすすめ度
★★★★☆
クラシックファンなので題名につられて見てみたのですが、本当にすばらしい映画だと思いました!
若く熱く、神の様な音楽を奏でるトスカニーニが、ため息が出るほど美しいです。
そしてブラジルの奴隷制、クリスチャンの孤児院、「アイーダ」と、深く掘り下げすぎると「偽善」という言葉を思い出してしまいそうなテーマが、程よく、したがって本当にきれいに描かれています。
トスカニーニが奴隷の孤児にチェロを弾いて見せる場面では、音楽と宗教に共通するもの、「カオスからハーモニーをつくり出す」というまさに神の業とでも言うべきものを感じました。
おすすめです。