歴史に興味を持つきっかけの一つおすすめ度
★★★★★
何年に何があったかを記憶することが歴史の勉強だと思っている人がいるために、歴史が面白くなくなってしまったような気がします。特に、学校の先生や、学校の試験が、何年になにがあったかを問うのは止めて欲しい気がします。
大切なのは、過去にどういうことがあって、人間が何を解決してきたかというような、人間の生き方の宝庫だということではないでしょうか。
同じ過ちを繰り返さないための、教訓をこそ、歴史で教えて欲しいと思います。
本書は、そういう歴史を勉強するきっかけになってもらえると嬉しいかもしれません。
日本史の知識を手っ取り早く身につけたい人へおすすめ度
★★★★★
私は大学受験で日本史を選択して暗記中心で勉強した程度の知識ですが、その程度のレベルの人が読んで十分面白い内容だと思います。細か過ぎず、大雑把過ぎず、日本史の知識を手っ取り早く身につけたいと思っている人にはとてもお薦めです。漫画の質もかなり高いのではないかと思います。この巻の感想としては、縄文時代って争いがなくていい時代だったんだな、ということですね。以下目次です。
第1章 人類の誕生と進化
第2章 日本の旧石器時代
第3章 縄文時代の始まり
第4章 豊かな狩猟採集民
第5章 縄文人の祭りと祈り
第6章 縄文から弥生時代へ
第7章 イネをつくる暮らし
第8章 ムラからクニへ
第9章 弥生人の祭りと祈り
第10章 邪馬台国の女王卑弥呼
第11章 大王と古墳
第12章 倭の五王の時代
ファンタジーのような時代
おすすめ度 ★★★★★
日本の歴史と名乗っていますが
この本に描かれている時代は
「何年に何が起こった」、ということが描いてあるのではなく
「こんな風に生活していた」ということを中心に描かれています。
もし時代小説のようなものを求めてるのなら
この巻を飛ばして2巻から読まれたほうがいいです。
1巻はむしろホームドラマ的なものとして描いてますので
「こんな感じの時代だったんだ・・・」とのんびりした気分で読んでもらいたいです。