ポップで現代風だが、見た目よりずっと深いおすすめ度
★★★★★
初めてこの作品に触れる方は、あまり先入観を持たないほうがいいかもしれません。
DVDなどのジャケットを見ると、ポップで現代っぽい時代劇?と思われる方も多いでしょう。ですがそのイメージはこのアニメの一部分を表してるだけです。
作品自体はギャグありおふざけあり、なんでもありの回もありますが、締めるところは締めており、シリアスでクールで泣ける話が結構多くあったりする、なかなかつかみどころがないアニメです。
特に人間と人間のドラマを丁寧に時に残酷に、"その時代"に在った生き様(死に様)を描いておりご都合主義のアニメとはまったく違う、リアルさを感じました。
シナリオ、構成、作画、演出、音楽の全てにおいてクオリティが高く、かつセンスを感じる作品はそうそう無い。OPからEDまで無駄がなく隙のない構成。ムゲン、ジン、フウの自然でテンポのいい会話。鬼気迫る殺陣と日本情緒溢れる背景の、動と静の絵の使い方、演出の巧さ、本当に見事です。そして音楽。特に14話の沖縄民謡風の曲が流れたシーン、あのシーンはある意味アニメでしか出来ない映画以上のものが表現されていた。アニメーションの可能性と底力を感じた作品でした。
ひまわりの匂いのするお侍さんを探してください。おすすめ度
★★★★★
勢いのある殺陣。突き抜けた破壊力が痛快。忘れ去られた時代劇の面白さをさらに忘れたくなる時代劇アニメ。いつの時代なんだかわからないですが、「ラッパー」いたんでしょう、「ジャージ」売ってたのかもしれません。歴史にしるされたことだけが全てではないというロードムービー。長崎に向かってご一行の旅が始まります。
みなさんも、ひまわりの匂いのするお侍さんを探してくださいね。
テレビで見たときに電気が走った。
おすすめ度 ★★★★★
深夜何の気なしにフジテレビにチャンネルを変えるとチャンプルー第一話の冒頭の、
さかのぼりすぎた、と自己突っ込みするシーンをやっていました。
はっきりいって意味が分からなかったものの、絵がきれいだったので、
なんだこれ?という興味とともに見始めました。
そして話は進みムゲンとジンが始めてきりあうシーンを見ているときに、
これは何か飛んでもないアニメを偶然発見してしまった、と思わずニヤついてしまいました。
そして夜二人が共闘して脱出するシーンでは、闇夜に剣閃が浮かび上がり、バッタバッタと敵を切り捨てていく二人、このとき私はもうすでに虜となっており、
エンディングが終わりCMに入ったとき、
DVD全巻買おう、何巻でるかわからないけど全部買おうと決めました。
今では棚に全巻新品で買ったやつがおいてあります。
ゆるい雰囲気とギャグ、それに加えられた強烈ともいえる丁寧なチャンバラが絶妙なスパイスだと感じた。
アニメのルールや、オタク的な知識や伏線への気配りが必要なく、
ほとんど一話一話で完結しているために、普段アニメを見ていない人が見ても、
ドラえもんやサザエさんとはまた別に、ちゃんと面白いと思えるアニメだと思います。