前々から興味があった『荘子』が
とんでもない分厚さで売られていたので
購入しました。
「『荘子』で価値があるのは
内篇のみであり、外篇・雑篇は
それほど重要ではない」
という従来の説を著者は批判し、
内外雑の三篇を同じように
丁寧に解説しています。
『荘子』の本は内篇とその他を分けて
販売する傾向がありますが、
『荘子』の全部が知りたかった
自分としてはとても有り難いです。
本の内容は読み下し、現代語訳、
原文(白文)、注釈となっています。
内容はわかりやすいのですが、
注釈がとにかく長い。
原文の一字一句に対して
古今の中国・日本の学者の説を挙げ、
その正誤について細かく論じています。
この長い注釈がこの分厚い本の
ほとんどを占めていると思います。
(本文の解説も時々含んでいるため
読み飛ばすと損)
頭が良く知識の豊富な人は
楽しめると思いますが、
自分にはかなりキツかったです。
この本は「『荘子』について
徹底的に細かく知りたい」という
熱意を持ったマニアックな人には
お勧めできますが、
「とりあえず内容を一通り知りたい」
というライトな人にはあまり
お勧めできません。
ただ買って後悔するような
作品ではないので、ひとまず購入して
気が向いたらじっくり読むというのが
一番良いと思います。
(帯にあった「一生楽しめます!」
というのはそういうことでしょうか)
荘子 上 全訳注 (講談社学術文庫) 関連情報
四字熟語・故事成語カルタは『かるかったかるった』1(初級)~簡単ルールで家族で楽しく学べる!カードゲーム型学習用教材・知育玩具の決定版~
いわゆる「知育カルタ」に分類される商品。
塾の業界の会合で話題になり、小学生の甥へのお土産用と自分の教室用に複数
購入。
耐久性は購入したばかりなので、採点していません。
四字熟語が題材とされており、幼児向けとしては、難しいかもしれない。
(ただし取り札にはちゃんとフリガナがついている。)
まぁ、ポケモンで遊べるくらいの子ならば親の誘導次第で幼児でも遊べそうで、
ポケモンよりこの『かるかったかるった』で遊ばせたほうがよっぽど子どもの
ためになる。
しかし、わが子をおもう親の立場からすれば、このカルタで取り上げられてい
る四字熟語を子どものうちに学ぶことは非常に子のためになると思う。
ちなみに、塾屋としての観点からすると、他にも知育カルタを試したことがあ
るが、これが一番手が込んでいる。
他の四字熟語カルタは漢字とその読みを組み合わせたり、四文字の上2文字と
下2文字を組み合わせたりと、かなり単純なもの。
これに対し、この四字熟語カルタは四字熟語と31文字にまとめられている意味
を組み合わせるという画期的なもの。
また、プレゼント、贈り物にも最適である。
もし我が家がこのカルタをもらったらとてもうれしいし、贈ってくれた方の教
育熱心度がこれでわかると思う。仕事がら、手土産にちょうど良いものをみつ
けたので助かる。価格的にも高からず、安からず、見た目も「和」の雰囲気が
良い。
また、このカルタを買い与えるようなレベルの親の子供さんとなら、是非う
ちの子と積極的に遊んで欲しいし、家族ぐるみのつきあいもしやすいと思う。
四字熟語・故事成語カルタは『かるかったかるった』1(初級)~簡単ルールで家族で楽しく学べる!カードゲーム型学習用教材・知育玩具の決定版~ 関連情報