懺悔告白 商品

懺悔告白 実録「取り立て屋」稼業―元サラ金マン懺悔の告白 (小学館文庫)

すでに、貸金業法の改正により、このような世界はなくなりつつあるが、本書を読むと消費者金融のビジネスモデルがよく理解できます。与信審査は貸せる人かどうかをみる、というより貸せない人をはじくためのもので、貸した後は、元本返済をさせないよう、優しい言葉を使って巧みに利息分の返済を継続させ、それができない人は、不良客として、脅しどやし、肝売れ、めんたま売れ、体売れ、でやみ金へのRefinanceさせたり、自殺に追い込み、生命保険会社から返金させたりして、不良債権化を防ぐ。実体験をリアルに理解し、消費者金融で人生を狂わされる人をなくすために、著者が命をかけて書いた本である。 実録「取り立て屋」稼業―元サラ金マン懺悔の告白 (小学館文庫) 関連情報

懺悔告白 ディズニープリンセス 愛を呼ぶ言葉 本当に大切なものが分かるヒルティ「幸福術」

カール・ヒルティの『幸福論』を愛読しているので、興味を持ち、購入しました。
しかし、ヒルティらしさが色濃く反映されている印象はあまり受けませんでした。
いわば、超訳『ヒルティの幸福論』とでもいうべき本です。
(ちなみに、本書のサブタイトルは、「本当に大切なものが分かるヒルティ『幸福術』」です)

恋愛に特化した「幸福術」なので、恋愛中の女性・片想いをしている女性向きの内容だと思います。 ディズニープリンセス 愛を呼ぶ言葉 本当に大切なものが分かるヒルティ「幸福術」 関連情報

懺悔告白 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録

この本は井川意高の懺悔録ではない。でも読む価値は十分にある。

大王製紙の創業家に生まれ、東大法学部を卒業し42歳で大王製紙の5代目社長、会長となる、超エリート。
しかも端整すぎる容姿。

東大合格が決まり父の勧めで高校生で銀座デビュー、大学では1000万円もするBMWを親から買い与えてもらう。
誰が見ても羨ましすぎる人物だ。それなのになぜ熔ける?

熔ける寸前までの1週間の生活は仕事終了後、朝までお酒を浴びる生活に加え、金曜日の夜から日曜日までマカオ、シンガポールで寝食を忘れ億単位のギャンブルを挑む。その繰り返し。

井川氏は仕事が面白いと思った事がなく、自分の人生は父親によって全て決められていた。幼少の父親の暴君ぶりは同情してしまう。もちろん、巨額融資事件は許される事ではあるまいが、結果的に創業家一族は経営トップから一掃されてしまった。

出所後は本に書かれたとおり、父親の人生ではなく、自分の人生を生きて欲しい。

取締役になり、凄まじいプレッシャーを受け続ける日々。そもそも仕事が楽しくないとも。

全ては父親のロボットになって生きてきた。

最後、全て熔けてスッキリした

そして関連子会社から借入金106億80百万円をマカオでバカラに全てを失くし、会社法違反(特別背任)で逮捕(2011年11月22日)、 懲役4年の実刑確定(2013年6月26日)、現在服役中。 どう考えてもボンボンの放蕩として、馬鹿そのものだ。
 
本書では、井川意高の生い立ちから、大王製紙での仕事振り、カジノに没頭、巨額借入発覚、裁判、服役という転落人生を描いている。 しかし気に入らないのは、何かと下らぬ弁明を随所に述べていることだ。 反省はしているし、馬鹿だったことは認識している。 しかし未練がましく 「書類を偽造してまで子会社から資金を引き出した訳ではない」、 「盗み取る気持ちはなく、時期を見て返済しようと考えていた」、 「井川家も自分も会社を恫喝的に支配していない」、「一方的に命令して資金の指示を出してはいない」、 斯様な自己弁護を並べる。

また手前味噌、自画自賛の表現も多い。 会議では「空虚な言葉だけの議論は徹底的に排除した」、 「思い切った緊縮策を打ち出した」、 「情緒的な言葉には容赦なく発言者を叱責した」、 「部長等の報告会は、語気を強めて担当者を厳しく指導した」、 「リーマンショックの時も操業停止を敢行し構造転換を成し遂げた」、 そして 「5000ページの検察調書によれば、自分のやり方に悪口を言う社員はいなかった」等々、その仕事への自信と、カジノに狂うギャップが、どうしても理解出来ない。

小学生時代は伊予三島市(現・四国中央市)の敷地1200坪の自宅で過ごすが、一方で新橋の割烹「京味」に何回も連れて行ってもらっている。 東大に入学すれば、銀座の高級クラブに父親と通う。 井川家ファミリー企業の役員であり、株も保有し配当収入もある。 しかも創業者子息なら夜の付き合いは当然だと嘯く。 大学4年生で京都祇園デビューときた。 車は当時10百万円超のBMW635だそうだ。 大王製紙に入社し社会人になれば、夜の銀座・六本木を毎晩のように飲み歩く。 テキーラの一気飲みだ。 子会社の名古屋パルプ社長時代も岐阜県可児市から4年間毎週に京都祇園通い、「井川御旦那様」の箸紙に愉快な気分だ。 六本木では芸能人達との豪遊付き合いだ。  やはり創業家跡取りでも通常の経営者に比べるとかなり狂っている。  そして金曜日夜にマカオに飛び週末はバカラ三昧という生活が始まる。 勝負はどんどんエスカレートして負けは拡大、借金が正に雪だるまだ。  クレジットカードのキャッシング、香港・マカオの質屋で商品換金、とても大手企業の経営者の姿ではない。 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 関連情報




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