原作漫画未読。
不偏不党のツッパリが主人公だった為観賞。
自分が軟弱なだけか
それとも、只のいかもの食いか。
なんにせよこの手のキャラ付けに弱いんです。
原作に準拠した閉幕なのかは存じ上げませんが
善し悪し別問題として王道でした。
千篇一律さは拭えないため、人によっては中盤ら辺から飽きが生じるかもしれません。
だけど、委員長そして美鳥による恋の鞘当てには下卑た面白を感受した。
蟷螂の斧を思わせるね。
私的にはせいじと美鳥よりも、劇中で成立しかけたアンバランスカポーの行く先が知りたいです。
流すように全編視聴しましたが、残ったものは
「やっぱりね―」という感想。
野球とは違い意外性がないかわり裏切られることもありません。
釘宮さんも出演してるよ。
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現在ではかなりの作品が様々な演奏版で聴ける伊福部音楽だが、
ここに収録された「鬢多々良」は、他に殆ど録音版が無い。
このレビューを書くつい先日に、この「日本音楽界の至宝」と言って
差し支えない作曲家の訃報を耳にした。
今後、新録盤が新たに出ても、そこに作曲者自らの演奏指示がなされる
事はもはや無い・・・
数々の邦楽器が使われた、20分を超える大作であるこの曲、結論から
言わせて頂くと、「素晴らしい!」の一言に尽きる。
平安時代、大衆と貴族の中間階層で親しまれた音楽舞踊というのが由来
との事だが、雅な叙情を湛えつつも、決して高飛車な曲ではなく、
聴いている間に肉体が動き出す、グルーブ感と表現しても構わない様な
エネルギーがそこにはある。
侘びと哀愁・大らかな平安庶民の(と想像できる)躍動感・見事な
動と静の対比・そしてクライマックスでのオスティナート!
伊福部音楽の持つ、日本神話的とでも言うべき蛮性と、格調高き
雅やかさがこれ以上は無いと言うレベルで融合しており、邦楽器を
使用した伊福部作品では、文句なしに代表作の一つに挙げられるのでは
ないか。
この曲を聴き、かつ今は故人となってしまった伊福部氏の生き様を思う
と、改めて「何と巨きく、そして偉大な芸術家」を日本は失った事か、
と残念でならない。
「鬢多々良」/伊福部昭作品集 関連情報
戦時グラフ雑誌の宣伝戦―十五年戦争下の「日本」イメージ (越境する近代)
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