アイ・アム・レジェンド 特別版 [DVD]
序盤はあまり展開がなくちょっと退屈に思ったけど、無人のニューヨークでのネビル博士の生活(車を飛ばしたり、街中でゴルフしたり、まじめに黙々とワクチンの研究etc)がなかなか面白く世界観もでてた。ネビル博士の苦悩や孤独感もうまく描かれていて、主演のウィル・スミスの演技力も堪能できた。
後半はダークシーカーと呼ばれる人間のなれの果てを捕えて研究したり、生き残りの人々との接触があったりと、全体的に人間ドラマの要素が強いが、世界観もうまく描けており、終盤の襲撃シーンもなかなか緊迫感があったため、クオリティーはかなり高いと思われます。
続編(前日談)の製作も決定しているとのこと。今から楽しみ。
アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組) [DVD]
賛否両論があるのは十二分に理解できるのですが、自分は好きです。
観る前から予想は出来ていたのですが、実際に観てみるとそこに広がる孤独な世界、救いようのない未来図にとても胸が痛くなり、そして恐怖を覚えました。ただでさえ日中は誰もいない静かな世界という『静』の恐怖で包まれているのに、夜になるとdark seekersと呼ばれるものたちが徘徊する『動』の恐怖が待っています。ここに代表される『静』と『動』のような『対比』がこの映画の中にはたくさん登場するのもある種のメッセージが込められているのかも、なんて考えながら見てました。また、まさに言葉通り『一人舞台』となったウィル・スミスの熱演は本当に素晴らしかったと思います。
特典としてコミック版が見れるのが非常に嬉しいです。公開当時に公式サイトで見ましたが見落としたエピソードがきっとあるはず、と思っていたので。また別エンディングというのも他の映画の場合はあまり興味はもたないのですが本作に関しては興味津々です。
アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫NV)
映画を観る前に原作読んで知識(?)つけとこう!と思って読みましたが、映画の予告編で観たのとは、だいぶ違いましたね。原作の時代設定が1976年と知り、そんな昔の作品だったの?自分が生まれる前だよ〜と思ったけれど、さすが人気作だけあって面白いです。
謎の疫病で人類が絶滅、1人生き残った男の孤独と吸血鬼との戦いを描いています。絶望的な毎日で酒浸りになりながら、それでも生への執着を捨てられず、時に妻を想って泣き、吸血鬼の少女に娘の面影を見る。絶望の日々の中で出会った犬。少しずつ(精神的に)変化していく主人公の生活。ラストで読者はアイ アム レジェンドというタイトルの意味を知ります。