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華麗なる一族〈中〉 (新潮文庫)
お話はどんどん佳境に入って行きます!
どろどろの家族図、純粋な息子と狸親父の対比。
出生の疑惑!
人が信じれなくなる展開に、凡人の私としてはハラハラしどおうしの約630ペ−ジ!
もう頭の中は、何をしていても万俵家でいっぱい!
ニュ−スを見ても、銀行を見てもすべてが華麗なる一族にみえてしまう!
あんなプレッシャ―と人間関係の中で生きるなんて、貧乏人でよかった・・・
がんばれ鉄平!
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華麗なる一族 オリジナル・サウンドトラック
まずはメインテーマ♪重みがあっていいですね。とっても豪華な…ドラマ使用だけではもったいない位。
挿入歌も、洋楽あり、アップテンポありと飽きません。
いずれにしても、ドラマのサントラは今一というのが多い中、このサントラは聴き応えがあってとても良くできている作品だと思います。
ドラマを観ていない音楽好きにもオススメします!!
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劇場版・華麗なる一族 オリジナル・サウンドトラック
キムタクバージョンが有名な同作品ですが、
本家本元はなんといっても、佐分利信主演の映画版です。
本CDでは、佐藤勝の劇伴を、本編と同じ順番でそのまま収録。
映画をそのまま、音楽だけで追っている感じで、
シンプルすぎる構成が、逆にいいです。
重厚かつ華麗なメインテーマのさまざまなアレンジや
「家族の食卓」のショッキングな出だし、ユーモラスな「鎌倉の男」など、
佐藤勝ワールドが堪能できます。
映画のすぐあとに製作された
テレビ版(毎日放送)のテーマ曲が、おまけで入っているのもうれしい。
山村聰、山形勲、佐藤慶、内田朝雄、曾我廼家明蝶など、
映画版に劣らず、名優揃いのドラマ版ですが、
映像が残されていないのか、視聴の機会がありません。
坂田晃一作曲の名テーマが聴けるだけでも、至福です。
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華麗なる一族〈上〉 (新潮文庫)
ドラマをみて、その先を早く知りたくて購入しました。
まずは上巻だけ買ってみて面白くなかったらオークションで売ってしまおう
と思っていたのですが、そんな思惑はどこへやら・・・。
家庭内、企業内の駆け引きの描写に圧巻します。
特に印象深いのが忍者部隊の存在。みなまで言わずに、
相手の気持ちを汲み取って行動する。
儒教的なやり取りに、ナショナリズムをも感じてしまいました。
まだ上巻しか読んでいませんが、続きが読みたくてうずうずしてしまいます。
注意点
あまりにもぐいぐい吸い込まれるので、夜更かしには注意ですね(W
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華ヤカ哉、我ガ一族(通常版)
フルコンプしたのでレビューします。
個人的には、失礼ながら久しぶりにオトメイト作品で(制作元は違いますが)、面白かったと感じた作品でした。
お互いが好きになる過程が描かれている、個別ルートは個々に話が異なって飽き難い、身分違いの切ない恋愛、といった事が好きな人は面白いと感じるかと思います。
4月〜3月の一年間が期間なんですが、春は使用人以下(キャラによってはゴミや虫)の扱い、夏は使用人、秋は使用人以上、冬は特別だけどあくまで使用人、終盤にやっと恋愛対象(だけど問題山積み)って感じで、甘くなるまでが長い長い^^;(友好的なキャラでも、立場上、友情未満の期間が長い)
でもその分、そんなキャラ達が、だんだんと主人公にほだされていく過程は、かなり萌えます。
そして切ないはずなのに笑える。主人公がいいキャラ(性格)してるからだと思います。脇キャラも魅力的。
依頼などのお遊び要素も良かったです。攻略に直接関係ない為(一部例外有り)、飛ばしてサクサク進められるのも好感が持てましたし、一度クリアした依頼品などの持ち越しやイベントスキップなど、周回プレイしやすいシステムもとても便利でした。
パラ上げは確かに後半ほど作業になりますが、特に序盤〜中盤はパラやお仕事で発生するイベントや鍵などもあり、無意味な作業ではありません。それに強制スキップで早める事が出来るので、私は気になりませんでした。
それでも★5つではなく4つにしたのは、理由の一つに終盤までの盛り上がりを消化し切れずあっさりした終わり方をしたキャラが数名いた事です。終わり方というより、終わりへの持って行き方と言ったほうが正確ですが。
この作品は最後の最後まで気が抜けないストーリーになっていて、エンディングと共にドラマチックにハッピーエンドに向かいます。
だからこそ、幸せになって良かったねとすごく感動するキャラもいるんですが、逆に「あの切ない別れは何だったの?!」と思わずツッコんでしまったキャラもいました。(キャラ毎に差別化を図ったからだとは思いますが)
別れエンドが良かったわけではありません。でも、別れからハッピーエンドまで、終わり間際のみであっさり語られているせいで、「そこ重要なんだから、何があったかせめてもう少し書き込んでよ…」と。
それと、ロードが長い…。データインストールしても長い…。一つ一つは我慢出来ないほどではありませんが、システム上、頻繁にロードが入る為、プレイを繰り返すほどに気になります。
後、依頼パートでサクサク動けない。名前を「お○○」や「○○吉」と呼ばれたりする為、自分の名前とか付ける人は要注意。
以上の理由から★を−1しました。
色々書きましたが、結論を言えば、とても良かったです。「大正時代」や「軍服」にときめく私は買って良かった!
※後、見落としやすいので書きますが、後日談は本編にはありません。クリア後、画廊に追加されますので、そこから見れます。また、某キャラは本編ではクリア出来ません。条件を満たせば、タイトル画面の一番下に追加される項目からプレイ出来ます。新たに追加された時の案内などはないのでとても不親切です^^;