白線流し
「白線流し」の大ファンで、長いことこの本を探し回りました。漸く手に入れたのは昨年の初め。それ迄も図書館で何度となく借りた本です。白線流しの物語がそのまま文章に綴られた、ファンなら是が非でも手に入れたい一冊だと思います。
ドラマ自体も最近ではDVD化される等、観る機会はありますが、それでも手短に作品を回想したいときなど、時々この本を片手に近所の公園に出掛けたりします。物語の場面一つ一つが鮮明に浮かび上がって来ると同時に、初めてドラマを見た当時の感動や発見がはっきりと胸の底に甦ります。純粋な高校生達の恋愛や葛藤、そして友情を全て詰め込んだ宝箱の様な作品をここに復活させてくれました。
只、何と言っても残念なのは小説原作ではない為に、ドラマの脚本や詳細な描写に縛られ過ぎて文芸作品としては甚だ読むに耐えないと言う点でしょう。多少なりとも細かい内容に眼を瞑っても、逆にドラマ本編の純粋で荒削りな青春時代を見事に再現して欲しかったと思っています。1つの物語として、「白線流し」が好きで好きで仕方ない大ファンだからこそ、どうしても辛口に採点させて貰いました。
白線流し DVD-BOX
白線流しを観ると高校時代を思い出します。悲しいことやつらいこともあったけれど一番輝いていた時期だなと。最近は園子たちみたいな純粋な高校生も減ってきているのかもしれません。だからこそこれを観ると懐かしくて涙がこぼれます。
出演者全員が役にはまっていていいですね。
「白線流し」を知っていますか (角川文庫)
フジテレビ系ドラマ「白線流し」を作る元になったといわれる、ドキュメント「白線流し」の撮影の模様を通して、実在の高校生たちの心の揺れ動きを切り取った秀作.
岐阜県斐太高校に伝わる卒業行事「白線流し」. 進路・受験に至る数ヶ月間を実在の数名の高校生に密着し、それぞれの思いを通して卒業という区切りをとらえる.
高校卒業という多感な時期を思い返すプロデューサーの、このドキュメンタリー実現にかける思いも伝わる.
ひとりひとりに卒業の意味を問いかけ、切ない記憶を呼び覚ます短編ドキュメント.
BEHIND THE STORIES
私は癒し系のピアノ曲が大好きで、いろいろと聴いてきましたが、
このアルバムは最高の安らぎを与えてくれる作品だと思います。
個人的なイメージですが、岩代さんの曲は星空を連想させます。
夜空に輝く綺麗な星の間をゆったりと流れているような音楽・・・
音響的にもかなりこだわっているようで、クラシックのピアノ曲の
CDよりも広がりのある深い音色になっています。
気持ちが安らぐCDを聴いてみたいなぁ・・・という方に強くお勧めします。