ミック・フリートウッド:ストーリー [DVD]
ミックの家族総動員して作ってます。なんでこのDVDが制作されたのか意図が良く分かりませんが、元妻のジェニーのインタビューとか、アルバトロスの演奏シーンとか、失踪直前のジェレミーの映像とか、おもわず「おぅっ!」というシーンがちょっとづつですが、ふんだんにインサートされてます。
ファン以外にはなんのこっちゃというものばかりではあるものの、ほかのマックのDVDではブルース時代からボブウェルチ時代の映像ってなかなか見る機会が無いだけに、結構価値ある作品になってます。
これは多分再プレスされなさそうなDVDのひとつだと思うので、熱狂的なファンはまだあるうちにゲットされることをお奨めします。
VIDEO KILLED THE RADIO STAR 伝説のビデオ・メイカー ~ラッセル・マルケイ [DVD]
演奏シーンが主流だった1970年代のプロモフイルム&ビデオ。もちろんアーティストが演技する短編映画風の作品もありましたが、コンセプトビデオを確率したと言われるのが「哀愁のマンデイ」の監督デビッド・マレットです。ドキュメンタリー本編では、クイーンやデヴィッド・ボウイからAC/DCまで器用なところを裏話と一緒に語ります。
MTV開局時には番組が成立するだけの映像があったわけですが、“MTV前夜”の英TV番組「ケニー・エヴァレット・ビデオ・ショウ」の思い出をマレット監督とボブ・ゲルドフが語る特典映像を興味深く見ました。「シングルがヒットするのはパンクとして格好悪かったから、一番ヒットしにくい曲を選んだのに、このバカ(監督)が気に入ってビデオを撮ってNO.1ヒットになった」と語るゲルドフの証言は非常に生々しい笑い話です。
カバーの写真はAC/DCですが、イギリス音楽シーンの1970's後期/1980's初期が身近に感じられる曲と証言が詰まっています。ビデオデッキで「ベストヒットUSA」「SONY MUSIC TV」を録画しまくった方は、何度も楽しめる高密度のDVDだと思います。